上の子が小学生になって、保育園の頃よりは少し楽になりました。本当はもっと楽になることを期待していたのですが、甘かったですね。やはり小1の壁と言われるだけあって、思ってたよりは大変でしたし、多少きつい時期もありました。
小1の壁は、相変わらずワーキングマザーを苦しめています。ここを乗り越えられずに退職してしまうママもいますし、2人目や3人目を諦めてしまうママだっているのが現実だと思います。
小1の壁を乗り越えるために、我が家で対処した事について書いてみましたので、ご参考にしていただけると嬉しいです。
1.小学生になって楽になった事
まず、上の子が小学生になった事で楽になったなーと思う事を挙げてみます。挙げた項目は少ないけど、だいぶ楽になりました。
①送迎しなくても大丈夫
これが一番楽になったなーと思うことです。
保育園は毎日送迎が必要でしたが、小学校は送迎なくても大丈夫です。4月頃はさすがに朝送って行きましたが、最初の2週間くらいだけでした。あとは、自分1人でも登下校できるようになりましたし、お友達と一緒だったりもします。
放課後、学童で夕方遅くなる日は、迎えに行っています。学童のルール的にも夕方5時以降は保護者が迎えに行かなきゃいけないためです。
しかし、基本的は自分で帰ってこられますし、習い事や塾にも1人で行って帰ってこれるようになったため、親としてはかなり楽になりました。
保育園の送迎で何気にストレスだったのが、好きじゃない保育園の保育士さんやママさんと何日かに1度遭遇してしまうことだったのですが、それがなくなったので、かなりストレスも減りました。
②保育園より準備するモノが少ない
保育園よりは準備するモノが少ないので、負担が減ったと感じます。入学したての頃こそ、いろいろな準備物があって大変だったものの、その後は楽ですね。
③自分で準備できる事が増える
親も手伝いますが、基本的には、言えば自分で準備できるようになってくれます。小学生になって、あまり手がかからなくなってきたと思います。
1年生になって月日が経つにつれて、行動が早くなっていきますし、どんどん自分でできる事が増えていきますね。
準備が遅いなーと思っても、口で言えばだいたいは大丈夫。言っても言う事きかない時は大変ですが・・・。
④朝、出発する時間が早い
小学校の朝は早いので、朝、家を出る時間が早くなりました。その後、下の子を保育園に連れて行くのですが、下の子だけに集中できる時間ができたのがよかったです。
時間的には短いのですが、少しだけでもそういう時間があるのは嬉しいものです。
⑤下の子の面倒を少し見られるようになった
朝の準備で忙しい最中、夕食を作っている時など、上の子が下の子の面倒を多少は見ててくれるようになりました。準備や作業に集中できるので、全然違いますね。
まあ、ケンカしたり、下の子をイジメて泣かせたりというのもありますが。
2.小1で大変だった事や不安な事など
上記のように小学生になって楽になった部分がありました。しかし、大変になった事もありますし、不安な事なども増えました。
①学童のお迎えの時間が早い
保育園でMAXで預かってくれる時間より、学童のMAXは早く終わってしまいます。我が子の学童は、公立保育園の迎えの時間より30分程早いです。
これが結構ワーママを苦しめていることの1つだと思います。小学生になって時短使えなくなって、フルタイムに戻ると、お迎えの時間に間に合わないがために、仕事辞めちゃった人もいますね。
我が家の場合、下の子がいるおかげで時短取らせてもらっているため、学童のお迎えになんとか間に合います。でも、時間的にあまり余裕がなく、ギリギリできついです。
学童の日は、仕事終わったらまず小学校に上の子を迎えに行って、下の子の保育園に向かいます。やっぱり、2つ行かなきゃだと大変ですね。
保育園は私立認可なので時間的には余裕があるため、なんとかなっています。我が家が下の子を公立認可園じゃなく私立認可にした理由の1つは、預かってくれる時間もありました。
②配布されるプリントが増えた
小学校から配布されるプリントは保育園より増えましたし、文章量も多いです。
保育園でもプリントを渡されますが、先生から口頭で少し説明されたりします。が、小学校では基本的に「プリントに全部書いてあるから読んでねー」って感じです。
確かに、細かいところまでプリントに書いてくださっていますね。
でも、毎日忙しい中、結構長い文章読まなきゃいけないのは、少し大変さがあります。
急な準備物などが発生したりするので、チェックしなければなりません。
学校とのコミュニケーションは、基本的に子供を通じてすることが多くなります。保育園では、何か分からないことがあれば園で直接聞けたのですが、何かヌケがないか少し不安ですね。
③保護者会や面談などが急にある
一応、年間行事は概ね決まってはいるものの、保護者会や面談等のお知らせが急に来ます。まあ、だいたい平日ですよね。
そのため、急に休まなきゃいけなくなって、仕事のスケジュールを組み直したり…というのがたまにありました。
④PTAがある
うちは公立小なのでPTAがあります。共働きが主流になってる中で、時代に合わないような気がしますね。
PTAの役員になると大変。役員にならないまでも、何かの係になるとそれぞれにやることはあるので、たまに仕事を休まなきゃいけません。(土日にちょっとだけやればいい係は大激戦)
幸いうちの小学校では、未就園児がいる家庭だと、PTA役員を免除してもらえるルールがありました。役員じゃなくても委員を1度やれば、何年か係を免除されるため、子供が小さいうちにやっちゃおうと思って、1年生のうちにやる事にしました。
楽ちんな大激戦の係を希望しましたが、じゃんけんで負けたため、中程度の負担の係になりました。
仕事休まなきゃなのは年に3~5日くらいです。役員じゃないので、作業そのものは、そんなに大した事ではないのが救いですね。
頑張ってやろうとすると、大変になりますが、最低限にすればそこまで負担ではないかもですね。
⑤学校での様子が分からないので不安
保育園では、一応送迎の時に子供達の様子が見られたり、先生から様子を話してもらえたり、連絡帳に書いてあったりしましたが、基本親が学校の授業を見に行く機会は授業参観くらいしかないので、様子がほとんど分かりません。
小学校でも何かあれば連絡ノートに書くけど、そんなに使いませんね。
まあ、何もないという事は問題ないんでしょうけど、やっぱり不安ではあります。
⑥宿題に付き合う・子供の準備したモノを確認する
夜、宿題をやったか確認すると、まだやってない時があるものです。眠くなった時に、やらせようとすると、大抵グズります。
宿題は、親の前で教科書を音読、教科書やプリントの問題等、いろいろですが遅い時間になるほど苦労します。音読してないのにハンコ押すわけにもいかないし…って時とか頑張ってやらせますが、大変です。
次の日の準備は、基本的に子供にさせていますが、ちゃんとやったかの確認を親もする必要があります。教科書やノートが入ってなかったり、ハンカチ忘れたり…子供だから、不備はいろいろあるのもので、フォローしなきゃいけない事も発生するものですね。
⑦長期休暇(夏休みなど)が困る
これが1番の悩みでした。
夏休みどうしよう
1か月も休みがあるわけですが、テレワークするにも困りますし…。
ずっと学童だと飽きますし、ずっとTVやyoutubeってわけにもいきませんし…。
ダラダラ過ごさせたくありませんが、仕事があるため相手してあげられません。
あと、地味にランチの用意が手間でした。
学童の日はお弁当屋さんに注文したりもできるのですが高くなります。安く済ませようとしてお弁当作りもしたのですが大変でした。冷凍食品ばかりでごめんよ。
給食のありがたみが分かりますね。安くて栄養バランスがバッチリですものね。
夏休みよりは短いですが、冬休みや春休みも困りものです。
地域によっては10月頃に短いけど秋休みもあります。
10月ってそもそも祝日が多いのですから、秋休みなんていらない気がします。実りの秋なので、むしろ秋ならではの体験もたくさんしてほしいですし、勉強や運動に励むべき時期のはずです。せっかくいい時期なのに休みなのは機会損失で勿体ないと思います。
⑧月曜の代休・都民の日いらない
たまに土曜日の課外活動あると、翌週の月曜日に代休になることがあります。あと、10月1日の都民の日も都内の小学校は休みですね。
両親とも会社は休みじゃないのに、子供はお休みになってしまいます。
これ本当にいらない。普通に学校あればいいのに。
学童行けばいいかもですが、行きたくない時もあるわけで…。
⑨上司や同僚から楽になったと思われる
上司や同僚から「上のお子さんが小学校に入ったなら、楽になったでしょう」とか言われたりします。
”いやいや…まだまだキツイ状況でしてよ”って感じですね。
”もっと働け”とおっしゃりたいのでしょうけど、そうは問屋はおろしませんよね。
うちは下の子がいて時短取れるからまだいいのですが、未就学児までしか時短を取れなかったりします。小1だとまだまだ手がかかり、フルタイムで働くとなると大変です。
3.小1の壁対策
上に書いたように小1になって、大変になった事や困り事がありました。対策しようがない事もありますが、我が家でしている小1の壁対策としてはこんな感じです。
と言っても、考える事はみんな同じようなものかなと思います。
①テレワークやフレックスを使いまくる
まず、会社に拘束される時間を極力減らしたり、労働時間を調整すること。これが小1の壁対策で一番大事かなーと思います。
我が家の場合、2つあって、1つめはテレワークして通勤時間を減らすこと。(それにプラスして我が家では下の子いるので、時短にしている。)
2つめは、フレックス使って子供の送迎の時間に合わせて働くこと。
テレワークやフレックスできないと厳しくなりますが、幸いこれらの制度が使えたのが大きかったです。
不幸中の幸いと言うべきか、コロナもあって、テレワークしやすい世の中になりました。というか、むしろ週3くらいは在宅せよとのことでした。(珍しく嬉しいご命令)
それに復帰したら、いつの間にかワークライフバランスを重視されるようになってて、フレックスを使いやすい環境になっていました。
これ幸いと、テレワークやフレックスを使いまくれる状況なので、どんどん使うことにしました。
うちはできてなかったのですが、旦那さんもこれらを使う事が可能なら、朝の準備はパパ担当、夕方のお迎えはママが担当など、夫婦で分担できるといいなーと思います。
というか1日8時間労働って長すぎますね。
②塾や習い事をさせる
我が子の習い事は幸い近所なので、1人でなんとか通うことが可能です。塾も電車に乗らないといけませんが、基本的に1人で大丈夫。もちろん、送迎できる時はしています。
ずっと学童だとダラダラしちゃうし飽きてしまうので、放課後の学童代わりに塾や習い事させています。塾や習い事には先生がいて、大人がちゃんと見ててくれているという安心感があります。
長期休みにも塾の授業(夏期講習など)があり、ダラダラ過ごしがちな長期休暇にクサビを打つことができたと思います。
まあ、その効果以上に私が働いたお金が吸い取られていく感じはするんですけどね~。
③ママ友の協力を得る
何度か、同じクラスの近所のお友達の家で遊んでもらいました。御礼はしなきゃいけませんが。
しかし、お互い様だったりするので、面倒見れる時に我が家でも預かったりしました。
何人かの親同士申し合わせて、同じクラスのお友達や上級生と一緒に、子供達だけで近くの公園で遊んでもらったりもした。
あと、子供から先生に言われた連絡事項を聞いたりしますが、「え?本当に?」っていうのがありました。そういう時に、同じクラスのママ友にラインで確認したりしましたね~。
ただ、ママ友にあまり迷惑かけないように、甘えすぎたり頼りすぎない方がいいかなーとは思っています。連絡しすぎるのもトラブルの元になってしまいます。
④祖父母の協力を得る
手伝ってくれる祖父母がいるなら心強いです。他人に任せるよりも安心できますよね。
夏休みに、少し祖父母の家で見てもらったり、どうしても子供を見られない時などは、何かと頼りました。
⑤ファミリーサポートやシッターさんに依頼する
上の子の学童の送迎をお願いしたり、下の子の送迎や面倒を見てもらったりしました。少し料金が高かったりもするのですが、これらのサービスを利用してなんとかしのぎました。
4.最後に
このような感じで、我が家では小1の壁を乗り越えるように対策しました。
6歳差か7歳差で産んでいれば、上が小1の時に下の子がちょうど育休になるはずなので、壁を感じずに済むかもしれません。でも、ちょっと年齢開きすぎるかと思います。うちは5歳差だけど1人っ子が2人いる状態です。
小2くらいまで時短取れればいいのに…いや、もっと手当てが支給されれば…そもそも女性が働かなくてもやっていける世の中になったらいいのに…とかいろいろ思います。
小1の壁を乗り越えるのは大変です。5年後にやってくるであろう下の子の小1の壁が今から不安ですね。下が小1の時、上が小6で中学受験なのに大丈夫だろうか…心配です。
あー、働くのイヤだ。