SNSやらない人、やめた人が増えていると思います。
私も過去やってたけど、SNS疲れで嫌いになってやめました。
唯一、LINEだけ家族、友達、ママ友達の連絡用に使っています。通信料の節約になるし、手軽に連絡取れて便利だからです。
でも、ツイッター、facebook、インスタなど他のSNSは、いらないと思って全てやめました。
というのも、やる必要性が感じられなかったし、場合によっては害悪だったからです。
私の場合、幸せに生きていくためには、SNSやらない方がいいと思いました。SNSも使い方次第なんでしょうけど。
やめた方がいいよというわけではありませんが、SNSやめたい方ややめるか迷っている方向けの記事をご参考に書いてみました。
目次
SNSやめた理由
SNSをやめるにあたって、少々ためらいがありました。これまでの人間関係を壊してしまうような気がしますし、バーチャルの世界において、これまで築いてきた自分は無に帰すわけで、なんか寂しかったからです。
ためらいましたが、デメリットの方が大きいと思ったので、やめることにしました。
SNSやめた理由は、私の場合、一言で言えば、幸福感が損なわれやすいし、損しているように感じたからなんですが、もう少し詳しく解説してみます。
1.時間泥棒
若い頃の貴重な時間をSNSに費やしてしまっていたのですが、やっぱり時間泥棒だったと思います。
友達、上司、先輩、後輩、知り合い達の投稿をチェックして、「いいね」を押し、自分も何か投稿しなきゃとなりました。
メッセージが来たらすぐ返事をしないといけないような気にもなるし、変な義務感も生じてしまいます。
いつまでも返事がこないのもストレスがたまりますし、返事が来るまでの間に別の投稿見てたりもします。
何度も同じ投稿を見ちゃったりしてムダでした。
隙間時間にちょっとだけSNS見るつもりが、気が付けば20分も30分も経過していることもざらでした。
コンプレックスを隠した理想の自分に近づけ、「いいね」とかもらって、気分よくなって、どんどん依存していったのです。
そして、どんどんSNSやる時間が増えていきました。
で、そうしているうちに、やらなきゃいけない事、やろうと思っていた事ができなくなっていきます。
時間、つまり命を無駄に削られていくと感じました。
2.同調圧力&相互監視
本来、多様な意見を投稿できるはずなのですが、同調圧力が強い世界だと思います。主流じゃない意見だったり、少し変わった事を投稿すると、たちまち攻撃されてしまうことがあるので、慎重になります。
仲間うちでの嫉妬や足を引っ張られてしまうこともよく聞きますね。
多くの人が参加可能のため、1対1だけでなく、1対多数のやり取りになるので、攻撃されると多勢に無勢。
悪評は広がりやすいし、エスカレートするとSNS上でいじめもされかねません。
なので、人からどう思われているのか気になって、どんどん自意識過剰になっていくような気がします。
本当は友達と違った意見なのに、無難な投稿をしちゃったり、多数派の考えに同調したり、マインドも平均的な考え方に吸い寄せられていくように思いました。
本来、相互監視のためのツールじゃないはずなのですが、束縛されてる感じがイヤでした。
本当はもっと自分を出したかったのですが、そうしにくい環境だと思います。
SNSからの影響を受けて、リアルでも自意識過剰になってしまったと感じます。
3.承認欲求がうざい
自慢、マウンティング、幸せアピールされると、「いいね」したくなくなります。
というのも、あなたは承認してくれるの?って確認されてるようで嫌なのです。味方だったら「いいね」してくれるよねって感じで…。
いろいろな人に認めてもらいたい、承認欲求から、様々な投稿をするものでしょうけど、非常におしつけがましいと感じます。
わざわざアピールしなくても、「すごいなー」「いいなー」と思うことは、素直に褒めたりします。
それに、リア充の投稿見ると、こんなにすごい友達に比べて私は…と自己否定してしまうことがあります。
「自分の価値は、そこまでない」「そんなにすごくない」等と自己肯定感を下げられてしまうのがイヤでした。
4.空しくなった
SNSは便利なツールで、いろいろな情報交換もできるし、楽しかったです。それに充実しているような気になっていました。
でも、たくさんの時間を使った割には、得られるものがほとんど無いと思い、ある時空しくなったのです。
まだ未婚の頃、仕事が忙しくて、会社の人以外では誰とも交流できなかった時期があって、会社から帰るといつも1人で、寂しかったのがSNSを始めたきっかけです。
寂しいのを紛らわすために、SNSで投稿したり、他人のを見たりしていました。
-
- 友達が彼氏とデートでディズニーランド行ったリア充アピール
- 大学時代の知り合いの結婚式の写真
- 子連れで家族旅行している先輩の投稿
他人の投稿見てると、アピールしなくてもいいのに…別に見たくないし…ってのと同時に、彼氏いない私がこんな風になりたかったら、SNSで暇つぶししている場合じゃないと、その当時思いました。
幸せになりたければ、自分から動いて相手探さなきゃと感じました。
自身を飾ってコンプレックスを満たしても、たくさん「いいね」もらっても、実際に得られることはほとんどありません。「いいね」って結構義理だったりもするから、幸福感や自己肯定感を感じられるかというと、ちょっと疑問ですよね。
SNSやらなくても、生きてはいけます。
現実に目を向けて、今しかできない事をどんどんやらなきゃ損だ、頑張らなきゃと思うようになりました。
5.国語力低下の主要因?
感覚的な話ですが、SNSが日本人の国語力を低下させているのではないかと感じます。youtubeもですね。
OECDの調査で日本は読解力の順位が下がったみたいですし、会社の若手社員見てても、自分の考えを説明する力が足りなかったり、対面でのコミュニケーションが苦手な人が多くなったと感じる時があります。
それもそのはず、SNSでは、短い文字での単純なやり取りになるし、LINEではスタンプのみで、文字すら打たないこともあります。
極めつけは、様々な物事に対して、「ヤバい」の一言だけで済ませていること。
言葉や文章の表現はいろいろあるのに、使わないからどんどん語彙力が衰えて、ボキャ貧になっていくのです。
国語ってやっぱり語彙力が大事。たくさん語彙を知ってて、日頃から使っていれば、様々な選択肢の中から、適切な表現を選んで分かりやすく説明することも可能ですよね。
確かに、SNSしたり、youtube見てても、頭使ってる感じがしません。やっぱり、人間、楽な方を選んでしまうものです。
私もSNSばかりやってた頃は、今より頭が悪くなってたような気がします。(今も良くはないのですが…)
当時、活字の本読むの、結構つらくなりましたから。
「このままじゃ、ボケちゃう」「ダメになってしまう」と思って、活字の本を読み始めました。
6.セキュリティ関係のリスク
セキュリティ関係で、いろいろリスクがあります。SNSってコワいなーと感じます。
-
- プライバシー、個人情報の流出が心配
- 会社の情報漏洩
- 詐欺に合うかも
- ウイルス感染するかも
そもそもやらなければ、こういったリスクを負わずにすみます。
7.友情にヒビが入った
ある時、SNSでやり取りした後くらいから、学生時代に仲が良かった友達との友情にヒビが入り(ケンカまではならなかったけど)、だんだん離れていって自然消滅した友達がいました。
何か誤解したんだと思うんですが、今となってはもう会う事も連絡とることもありません。親友のようだったのに。
SNSだと文字やスタンプなどの少ない情報のやり取りになるので、相手の考えが詳細に伝わらず、誤解が生じやすいんだと思います。
8.めんどくさい・疲れる
上記の感じだったので、いつしかめんどくさいなーと疲れてやめてしまいました。体力的にというよりも、精神的に疲れました。
やればやるほど精神的に貧しくなっていったような気がしています。参加者が多すぎて、たくさんの人に気をつかわなきゃだし、リアルの人間関係よりも疲弊するのかもしれません。
何を書いたりつぶやいたりしても批判する人はします。SNSで鬱になっちゃう人もいると聞くけど、分かる気がします。
9.SNSやらない人を見習おうと思ったから
仕事できる人って、そんなにSNSをやらない人が多いのかもしれません。周囲を見渡すと、仕事できる同僚とかでSNSやってない人もいますし、起業した金持ちのママ友とかもそうです。
それにSNSやってないママ友の方が、スマホばかりいじってないで、子供とちゃんと向き合っていると思います。公園とかでも、子供を放牧せずにちゃんと遊んでますからね。
見てて遊びの質が高いと思いました。
こういう人達のようになりたいと思ったら、まずSNSをやめる事なのかもしれません。
SNSのメリット
SNSをやめた理由は上記ですが、一方で、メリットもあります。いろいろメリットもあるから、使い方次第なのかなと思います。
私が思うメリットはこんな感じです。
1.楽しい
SNSやってて楽しさも感じられます。自分が興味があること、好きなことを自由に発信して、他者と双方向のコミュニケーションを取る事が可能です。
自分の趣味趣向に合う話をするのは、やっぱり楽しいものです。
2.手軽に情報収集
-
- リアルタイムに新しい情報を仕入れることができる
- 複数人の意見を知れる
- お店などの口コミ、評判が分かる
手軽に情報を集めるのには手っ取り早です。
3.写真などの共有に便利
仲間内で撮った写真をみんなに共有するのに便利ですね。
4.お金儲け・集客の手段として便利
発信力のある人にSNSで発信してもらって集客したり、企業のウェブサイトへ誘導したりとお金儲けの手段になります。
SNSってもはやお金稼ぐためのツールというイメージがあります。
5.人間関係の輪が広がる
旧友とつながったり、友達の友達ともつながったりできますし、リアルでは全く接点がなかった人ともつながって友達になったり、知り合いになることも可能です。
同じ趣味を持つ人、同じ学校を卒業した人、同じ目標や夢がある人、価値観が似ている人とか、自分と共通点がある人達と人間関係の輪を広げられるのはメリットだと思います。
SNSやめて変わった事
SNSやめて結構経つけど、やめてから変わった事を挙げてみます。良かったことも、良くなかったこともあったけど、私の場合は、SNS合わないのでやめて正解でした。
やめてみて良かったこと
やめてみて良い事が結構あって、自分でもビックリしました。
-
- やめた直後、心がスッキリした
- 幸福度アップしたと思う
- やることやれる時間が増えた
- 以前より、人の意見に流されず、自分で考える思考力が向上したかも
- 人との比較ではなく、以前より自分の軸でモノを考えられるようになった
- 国語力が少し回復してきたかも
- 自意識過剰が少し治った
- 深い付き合いができる友達だけが残り、希薄な関係の友達や知り合いや、つながってたくない人を断捨離できた
- 知らなくてもいい蛇足な情報が入ってこなくなった
- セキュリティ上のリスクが減った
- プライバシー、個人情報、私生活をさらすリスクが減った
- バーチャルでの対人関係によるストレスが減った
やめたデメリット
もっとデメリットがあるかなーと思いましたが、意外に少なかったです。
-
- やめた直後、寂しさを感じる
- 愚痴を言える場が減った
- 連絡手段が減った
- 情報収集の手段が減った
- SNS上でのみつながってたいい人そうな人との関係が切れた
最後に
私はSNSに価値を見出せなかった、使いこなせていなかった、逆に振り回されてしまっていたのかもしれないと今になって思います。
でも、私と似たように感じる方々は、やめてみると人生が好転するかもしれません。