不景気はひどい、つらい、悲しい。
最近、コロナの影響もあって、世界中が不景気ですね。
お客さんが少なく、モノやサービスが売れないため、会社は儲からず株価は下がり、給料も上がりません。というか下がった人も多いでしょう。
リストラも恐いです。日本は、いつになったら景気が良くなるのか、なかなか希望が見えません。
円高になって、投資してた資産も目減りしたり、副業バイトも辞めさせられ、金払いのいい上客もどこかへ消えていったりします。
収入が減ったので、遊ぶの我慢して食費も削って、子供の習い事も我慢させ、ひたすら耐える生活が続きます。
でも、明るく前向きに、ポジティブに生きなきゃ人生損ですよね。
というわけで、不景気のメリットを挙げてみました。不景気でも探せばいいことがあるものですね。
目次
会社編
会社勤めしている身で感じる不景気のメリットを挙げてみました。
1.残業が減る
景気がいいとたくさんの仕事が降ってきます。やってもやっても終わらず、残業ばかりの日々。忙しすぎると余裕がありません。
残業が多かった頃は、お金はいいから早く帰りたいよーと思ったりするものです。
でも、不景気になると、あんなにいっぱいあった仕事が減って、少し余裕が出てきます。
残業しなくてもよくなると、自由な時間ができてハッピーです!!
2.コストが減る
コスト削減には、苦労させられますが、不景気だと自然にコストが減るから嬉しいです。
不景気だと円高、物価安、原油安、低金利になる傾向があるからですね。
円高だと海外から物資・材料などを安く輸入できますし、デフレになって物価が下がるので、調達コストを抑えることができます。原油が安ければガスや電気料金も抑えられるし、原料となる化学製品とかも安くなります。
金利については、日本だと日銀の金融緩和でずっと金利が低い状態が続いていますので、国内の金利によるコストはあまり変化ないけど、海外事業所だと低金利のおかげで、返済の負担が軽微で借入しやすくなったりしたようです。
やっぱり金利が高いのは負担ですよね。
3.輸入事業は有利
円高だと輸出業者には不利ですが、逆に輸入業者には有利になります。円高で安く輸入しても、日本国内で売る時は同じ価格でよかったりしますから、仕入値と売値のマージンが大きく取れて、利益を出しやすくなりますね。
4.いい人材を確保しやすい
失業率が上がってしまうのは大変ですが、その分、買い手市場になるため、いい人材を採用しやすくなります。
高学歴で優秀な新人を囲いやすくなりますし、できる人材を中途で採用できることもありますね。
5.海外企業を安く買える
安く買えるのは物資とかだけでなく、会社そのものもです。株価が低く、円高であれば、海外企業を割安で買収することが可能。
買収して傘下におさめることで、会社や事業を大きく成長させるかもしれませんので、チャンスですね。
6.設備投資のチャンス
景気がいいと価格も高いですし、需要が多すぎて導入するまでの時間がかかったりします。
不景気だと、モノも不動産も安く調達できて、金利が低いです。導入するまで待たされる時間も比較的短いです。設備投資のチャンスでもあると思います。
私生活編
私生活や資産運用関係とかの面で不景気がメリットだと思う点を挙げてみました。
1.メシウマな話~金持ちママが没落~
我ながら性格悪いなーと思いますが、偽善を捨てて自分に素直になると、メシウマで蜜の味でしたので挙げてみました。
私の嫌いなプチセレブなママ友がいましたが引っ越していきました。マウンティングするし、性格もキツイ人だったので、正直いなくなってくれてホッとしました。
後で風の噂で聞いたのは、旦那さんがリストラされて都落ちしたとのこと。詳細は省くけど、この手の没落とかリストラとかメシウマな話を聞けるのは少し楽しいかもしれませんね。
2.海外旅行が安い
円高になれば、安く海外旅行に行けたりします。現地での食べ物やお土産が安いので、いつもより奮発して楽しむことが可能になります。
リーマンショックの後、1ドル100円以下だった頃、ハワイなどに行きましたが、今考えるとすごく安かったなと思います。
3.お家が安く購入できる
空室率が上がって、不動産価格も下がるので、お家を安く買うことが可能。好景気の時は高すぎて手が出せなかったマイホームや中古マンションが手の届く範囲の価格帯で売り出されている事もありますね。
あと、不景気だと基本低金利なので、ローン返済の負担も比較的つらくないと思います。固定金利の場合ですと。
金利はここ数年、日銀の金融緩和のおかげで低金利なのでそんなに変わってないのですが、好景気で金利が高いのに買ってしまうとローン地獄になってしまったりします。
それで不景気で収入が減った時、返済にムリが来て、安く売ることにつながってしまったら、まずいですね。
しかし、不景気の時に買えていたら、こうなってしまう可能性は少しでも抑えられそうに思います。
なので、お家買いたいと思ってる人にとっては不景気はチャンスでしょう。
4.物価が上がらない
デフレになって物価上昇が抑えられるので、生活必需品が安く買えるのは嬉しいですね。
インフレした分以上に、給料とかお手当とか全て上げてもらえるなら、物価が上がった方がいいでしょうけど、インフレに収入が追い付くのか?というと、ちょっと疑問がありますよね。日本は人口が減っていくわけですから…。
景気よくなっても、どうせそんなに給料上がらないならば、物価は安い方がいいですよね。
年金生活者も助かるでしょう。お年寄りや私みたいな一般市民には、円安より多少円高の方が優しいかなーと思います。
5.投資のチャンス到来
株価が安くなる傾向にあるので、買いのチャンス。
最近はアベノミクスで株価が相当吊り上げられてしまいましたが、暴落する局面はありますし、数年に1回くらいの不景気でインデックス等変えれば、利益が出しやすいかなと思います。
あと、円高の局面では外貨資産も買いのチャンスですね。
でも、私はせっかく来た不景気でも結局あまり買えませんでした。その理由は過去記事のとおりです。
6.債券は高くなる
一般的には、株価が安い時、金利が低く国債の価格は高くなるという傾向があります。金利が高い時に、例えば米国債を買っていた人は、金利低下によって債券価格が上昇して、含み益が出ていたりするでしょう。
日本国債は持ってても、あまりうま味はないと思いますが、米国債をはじめ外国国債は、不景気の時は利確時だと思います。
不景気の時に債券を売って、割安な株(インデックス含む)を買えればすごくいい感じだと思います。
7.電車や街の混雑緩和
東京に住んでてイヤなのが、人が多すぎることなのですが、不景気の時は電車や街の混雑が緩和されると感じます。混雑具合が緩和されて住みやすくなったと思います。
失業率が高くなるので、朝の通勤ラッシュも前ほど酷くありませんし、外国人も減りました。コロナの影響で観光客が減った影響もありますが、外国人にとっては、円高だと日本で遊ぶのが高くなりますので、外国人観光客も日本に来ずらくなります。
過去記事に書きましたが、東京の負の部分の多くは人が多すぎることから派生していると感じています。
8.お店の接客が良くなる
お客さんが多すぎると一人一人丁寧に接客することなんてムリでしょう。行列ができるお店なんて、中には対応がひどいお店もありましたし、時には店員なのに偉そうな人も見かけました。デパートで雑な対応をされたこともありました。
コロナ前とか、東京の都心部での接客が悪くなったなーと感じていました。
しかし、不景気になって逆にサービスの質が向上したと思います。
これは以下の4つ理由だと思います。
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- 売上や利益が落ちたので、必死にリピーターを増やそうとしている
- 顧客が減り、忙しさが緩和されて余裕ができた
- ダメな従業員はどんどんクビにされ、必要だと判断された従業員が残った
- あまり歓迎されない客層の人達は、生活できなくなって地方に里帰りして上客の割合が増えた
なので、全体として接客が丁寧になり、笑顔で対応してくれる店員が増えたような気がしますね。
最後に
給料が増えず、生活が大変ですが、不景気でもメリットがたくさんあると思いました。ポジティブに考えて、不景気を乗り切りたいなーと思います。