プレッシャー世代は優秀で尊敬できると思う

私達ゆとり世代のお兄さんお姉さん世代であるプレッシャー世代。

氷河期とゆとりの合間の1982年~1987年生まれのプレッシャー世代の方々は、小さいお子さんを育てる子育て世代の中心でもあり、会社においては、中堅クラスの社員として、働き盛りです。

氷河期末期とゆとり初期の年代と少し被ります。

2020年現在、40歳手前で管理職候補に差し掛かります。もうすでに管理職になってる人もいるでしょう。

ゆとり世代の私からすると、非常に優秀な人が多く、見習うべきお兄さんお姉さん達です。もちろん、その中にもいろいろな人がいるのですが。

個人的にプレッシャー世代の特徴ですごいなと思う事について書いてみました。

 

 

1.変化に対して柔軟に適応できる

社会情勢の大きな変化を目の当たりにしてきた世代です。

    • 阪神大震災などの自然災害、地下鉄サリン事件、世界同時多発テロなどの事件
    • 子供時代にバブルが崩壊し、いろいろな大手企業がつぶれた
    • フリーター、派遣社員などが増加
    • 詰め込み型教育からゆとり教育への変化
    • 就職前後にリーマンショック、その2年後に東日本大震災
    • パソコンやスマホが一般に普及した過渡期を経験

とか、いろいろあったため、何か変化があっても柔軟に適応できる強みがあります。

 

2.強靭なメンタル

いろいろと大きな変化の中を生きて、プレッシャーを受けてきたため、精神的に強い人が多いと言われています。プレッシャー世代の先輩達を見てると、確かに少々の事ではへこたれません。全体的にメンタルが強いという印象があります。

 

ストレス耐性が高い

様々なプレッシャーを受けてきた分、やっぱりストレス耐性があります。昔の体育会系のノリにもついていける世代だと言われていますね。

確かにベテランから多少パワハラちっくな事を言われても、普通に応対しているのを見て、すごいと思います。

あと、育休とか時短とか使って、周りから様々な事を言われながらも、共働きで頑張っているパパママも多い印象です。

 

人と目を合わせられる

ゆとり世代より上の世代と、それ以下の世代で決定的に違うなーと思ったのがこれです。

ゆとり世代やそれより若い世代は、人と視線が合うのを避ける傾向が強いと思います。私も緊張したり、コワいからといった理由で、つい顔をそらしてしまったりします。

しかし、プレッシャー世代はちゃんと目を見てお話できる人が多い事に気が付きました。これは精神的なものも大きいと感じます。

プレッシャー世代以上の方々は、比較的視線を恐がることなくアイコンタクトが取れるので、コミュニケーションも取りやすいですし、相手に不信感を持たれたり不快な印象を与えにくいんだと思いました。

 

粘り強い

仕事で困難な事があっても、途中で投げ出さず、諦めず粘り強くやり遂げる姿は立派です。打たれ強くて芯があると感じます。

 

しっかり者が多い

プレッシャー世代のさらに先輩達である氷河期世代の背中を見てきたため、しっかり者が多い印象です。

 

前向きな人が多い

割とポジティブで、失敗してもクヨクヨすることなく、前を向いていると思います。

でも、社会の厳しさを経験しているためか、明るい中にもピリッとしたモノを感じますね。

 

 

3.現実的なものの見方をする

様々な変革や、バブル崩壊後の日本経済の低迷期を生きてきたことから、リアリストというか、現実的なものの見方をする傾向にあるんだと感じます。

 

現実を受け入れて対応

文句を言っても世の中変わりません。何かが起こっても、現実を受け入れて対応していく臨機応変さがあります。

多くを望まず、限られた現状のリソースでベストを尽くそうとする姿勢は見習いたいものです。

 

ムリしない

大企業の倒産、リストラ、身の丈に合わないムリな夢を追っても叶わないという悟りもあるのでしょう。

夢を見て、ムリして頑張るよりも、現実的にできるところを着実にやるという考えの人が多いと感じます。

でも、決してムリはしないのですが、自分を磨いてスキルアップしていく努力をする姿勢があるから素晴らしいです。

部下にも無茶な事をしないので、大変ありがたいです。

恋愛は草食系ですね。その分、セクハラとかも比較的してこない世代なのでありがたいものです。

 

 

謙虚・マウンティングしない人が多い

プレッシャー世代がその上の世代の人達と違うところが、ガツガツしない、見栄をはらない、マウンティングしないところだと感じます。

できるのに身の程をわきまえている感じがします。

 

節約・貯金に励む

お金に関して手堅いです。

ムリな借金をせず、ちゃんと節約して、堅実に貯金しているという特徴があります。今後も社会情勢が変化していくはずなので、それに対する備えもあるのでしょう。

 

 

4.ゆとり世代をバカにしない

他の先輩世代と圧倒的に違うところが、ゆとり世代をあまりバカにしないことです。

世代が近いという事もあるのかなと思います。

飲み会か何かで、ゆとり世代ですみません的な自虐を言ってみたところ、

「いや、俺らも似たようなもんだよ。当時も授業時間数は上の世代より減ってたし、土曜日は授業あったけど、学年が進むと土曜休みが増えてって完全に休みになった。”履修漏れ”知ってる?ちょうど俺らの頃がそれで、使わない教科書なのに買わされたりもしたんだよ。」

って感じで、できる人なのに謙虚でした。でも、これは人によるかなと思いますが、謙虚な人は多いと思います。

 

 

5.ITスキルが高い

我々ゆとり世代だと、スマホはよく使うんだけど、PCは苦手な人も結構います。

子供の頃からPCが普及していたので、すごくできる人もいるのですが、スマホばかりでPCをあまり使わなかった人も多いため、PCを使いこなせない人も意外といるのです。

仕事でよく使うPCをメインに考えると、ITにすごく強い人材がいる一方で、弱い人材もいて2局化しています。

その点、プレッシャー世代の先輩方は、若い頃にPCもスマホも世間に普及していった過渡期を経験しており、全体的にITリテラシーが高いと感じます。PCもスマホも普通に使いこなします。

メッセンジャー、SNSを使ったコミュニケーションもできるし、対面でのコミュニケーションも普通にできる世代です。

 

 

6.仕事の経験値が高い

企業の年齢構成を見ると、氷河期世代の正社員が少ないことが多いです。

バブルがはじけた後、不景気の影響をもろに受けてるからですね。

プレッシャー世代より上の氷河期世代は、高学歴にも関わらず定職に就けなかった人が多くいます。

リーマンショック前のいざなみ景気、アベノミクスで少し景気が上向いた頃、人材不足の空白を埋めるように活躍したのが、プレッシャー世代。

年齢の近い先輩達が少ない中、若手の頃から、色々な経験をして社会に貢献してきてるので、経験値が高く、仕事ができる人が多いと思います。

思考力や判断力がすごいと感じます。

 

 

最後に

ゆとり世代の私から見たプレッシャー世代の尊敬できる部分について書いてみました。特にメンタルの部を見習うべきだと思いました。