オンラインレッスンしてみて子供の習い事は通いの方がいいと思った

コロナをきっかけに、子供の習い事でもオンラインレッスンをするようになったのもありました。

便利でメリットがたくさんある一方、子供がレッスン受けているのを見てるとデメリットもあると思いました。習い事の種類にもよるのかもしれませんが、子供のためにはなるべくリアルで教室に通った方がいいと感じます。

学校でもオンライン授業を取り入れていく流れにありますので、デメリットに感じた部分について、もっと改善されていけばいいのですが、その内容によって向き不向きがあるかもしれません。

子供がオンラインの習い事をしているのを見て、親として感じた事を書いてみました。

 

オンライン授業のメリット

まず、オンラインレッスンで感じたメリットを挙げてみます。

 

1.送迎が不要

送迎が不要になるため、時間に余裕ができます。親としては楽になりました。

食事や、朝の身支度など、急がなくても大丈夫。外に行くわけじゃないので、親の私もお化粧しなくてもOK。

混んでる電車に乗らなくてもいいですし、そもそも交通費がかかりません。

暑かったり寒かったり、天気が悪くて出かけるのがおっくうな時でも家で受講できるのは嬉しいです。

あと、同じレッスン受けてる子の親で、あまり会いたくないママ友(友と言えるのか微妙ですが)がいる場合も、合わずにすみますね。

 

2.いい先生の授業も受けられる

普段のレッスンではお世話になることがないような他地域の教室の先生の授業も受けることが可能だったりします。

子供のオンラインレッスンで先生がローテーションだった時があったのですが、たまたますごくいい先生に当たった時、ビックリしました。

同じくお金を払うなら当然いい先生の方がいいです。

いい先生を見つけたら、その先生のレッスンを受けたいと希望してみるといいと思います。

 

3.参加しやすい場所から受講可能

ネット環境があれば、参加しやすい場所から受講可能。

家のリビングはもちろんのこと、祖父母の家に遊びに行ってても、旅行中のホテルからでも、レッスンを受ける事が可能です。

自分でモバイルルータとか持っていれば便利ですね。

通いの時は予定が被って出かけるのを諦めたこともありましたが、オンラインなら場合によっては、習い事があっても出かけられたりします。

まあ、持ち物は増えるのですが。

 

4.感染症や風邪などのリスクを回避

コロナもですが、インフルエンザなどにかかるリスクや風邪をうつされてしまうリスクを回避できます。

逆に、子供が風邪気味の時も、オンラインなら人にうつすことがないため、気兼ねなく受講することができますね。

 

5.価格が安い

オンラインでも通いでも同じ料金のところもありますが、運営側のコストが少なく抑えられるため、オンラインの授業の方が少し安いことが多いです。

 

6.受講している子供の様子を見られる

普段、習い事の送迎はしているものの、受講している姿を見れないレッスンもありますが、家でオンラインレッスンしていれば、受講している様子を見ることができます。

なので、送迎した時のように本日のレッスン時の様子を先生から聞かなくても一目瞭然ですね。

先生が何をどのように教えてくれるのか、子供はどのようにレッスン受けているか把握できますし、毎回のレッスンで、子供が成長していくのを見ると嬉しくなります。

 

7.雑音が少ない

教室で友達と一緒だったり、その保護者が見ていたりすると、雑音が発生しやすいです。

誰かがセキやくしゃみをしたり、話声が聞こえたりでレッスンの邪魔になることがありますが、オンラインレッスンの場合、参加者の音が入らないように、主催者側がミュートにしてくれたりします。

邪魔な雑音が入らないという点においては、集中できてたと思います。(ただ、後のデメリットの方で述べますが、他の要因も含めて総合的に見ると集中できてませんでした)

なので、リアルよりもオンラインの方が集中できて、効果が出るという人もいますね。私自身もオンラインで英会話習った時など集中できたと思います。

 

 

オンライン授業のデメリット

子供がオンラインレッスンを受けてるのを見て感じたデメリットを挙げていきます。

 

1.レッスン効果ダウン

オンラインでの授業になると、画面を介すため、リアルよりも情報が抜け落ちてしまいます。

リアルよりも画質、音質は落ちるし、少しタイムラグもあります。若干レッスンの品質が低下してしまい、うちの子供を見ていると、先生の話を普段より理解できていないなと感じます。

問題を解く時にカメラから外れたりしますので、先生から見たら生徒がどんな様子なのか把握しにくかったり、生徒の細かな表情や反応を見落としがちです。

そのため、理解できてなくても先に進んでしまったりして、一方通行になることがありました。

子供の能力開発のために習い事をさせているので、レッスン効果が落ちるのは困りものですね。

 

2.質問しにくい・受け身になりがち

オンラインレッスンなら、確かに双方向のコミュニケーションが可能ではあるのですが、やっぱりリアルには敵いません。

質問できなくはないけど、教室にいるのと違って、ちょっとした聞きたい事を聞けなかったりします。

先生が説明する時は、マイクをオフとか、ミュートにするorされますので、受け身になりがちです。

大人のようにチャット等を使って、質問したりできればいいのかもしれませんが、小さな子供だとそれができません。

保護者が子供の代わりにチャットで質問できればいいのですが、うちの子の習い事はそれはしちゃダメになっています。まあ普通ダメでしょうね。

逆に、それが可能だとレッスンのスムーズな進行ができなかったりするでしょうから…。

 

3.人数が多くなる

オンラインだとより多くの生徒が同時にアクセスできるため、クラスの人数が増えました。

人数が多くなれば、運営側としては効率よく儲かるからメリットでしょうけど、受講する側からしてみれば、質の低下になってしまいます。

通いよりも人数が多くなったりして、いつもより1人1人のフォローができてなかったりします。

クラスの中にみんなよりできない子がいると、その子に時間取られてしまうことにもなります。

そのため、1に書いたレッスン効果が余計にダウンすることにつながってしまいます。

 

4.目が疲れる

じーっと画面を見ているため、やっぱり目が疲れてしまいます。

視力低下が心配になります。

 

5.いつもの友達と一緒ではない

通いだと同じ習い事のクラスで友達ができたりします。何人かの友達と一緒だと楽しく習い事に参加できるのですが、オンラインになって一緒じゃなくなってしまった友達もいて、楽しさが半減したようでした。

いつもと違う生徒もいますし、いつもと同じレッスン受けてた友達とも画面越しに顔を合わせる程度で、話すこともないため刺激を受けることも少ないです。

親同士も送迎の時のように話すことが全くないため、ママ友ができる事もなく、情報交換もできない感じです。

 

6.事前準備が手間

送迎がないのは良い事ですが、事前準備が少し手間です。

PCを立ち上げてログインしたり、習い事に使う筆記用具とか教材などを親が準備しなければなりません。

 

7.通信トラブル

通信トラブルが起きて、途中で切れたことがありました。

切れないまでも、画面がカクカクしたり、音声が少し途切れて聞き取れなかったりということも結構ありました。

 

8.モチベーションが下がりやすい

好きな先生や仲のいい友達ともリアルで会いたいですが画面越しのため、モチベーションが下がりやすいです。

いつもの友達と一緒じゃないので、「〇〇ちゃん、すごい。よーし、私も(僕も)やるぞ」といった、”もっと頑張ろう”という気持ちが湧いてこないようです。

それに、コミュニケーションがとりずらいため、”自分も参加しているんだ”という意識が希薄になってしまっています。

何より本人が楽しんでないようでした。

あと、リアルで先生に褒めてもらった方が嬉しいみたいですね。

 

9.集中力が切れやすい

メリットのところで述べた雑音がカットされるので集中できる面もあるのですが、総合的には、集中力が切れやすいと思います。

その理由は、いくつかあります。

    • いつもの友達がいないので刺激を受けることが少ないから
    • 子供の注意を引くものが家の中にあるから
    • オンラインだと画質も音声も落ちるため、理解不足だったり疲れて体力が持たないことがあるから
    • コミュニケーションが取りずらい・受け身になりがち
    • モチベーションが低下しやすいから
    • 教室と違って緊張感がないから
    • 通信トラブルで切れたから
    • 家族が一緒のため邪魔(パパの口出しとプレッシャー、1歳児の妹の鳴き声など)

赤ちゃんの泣き声は仕方ないにしても、パパは邪魔しないでもらいたいですね。

 

10.芸術系等には向かない

ピアノ等の音楽、書道、体操などはオンラインで全くできないわけではありませんが、難しいです。

例えば、書道の場合、見た目の文字の形はオンラインでも分かりますが、線質が分かりずらいです。

筆にどのくらい墨を含ませて、どんな角度で、スピードはどれくらいで、力の入れ具合はどのくらいが適切か、こういった事などを先生から細かく指導してもらって上達するのですが、リアルほど指導が行き届きません。

それに先生がお手本で書いてくれても、そもそもオンラインだと画質が落ちるので分かりずらいです。

ピアノも似たような事が言えて、オンラインだと音質が落ちて臨場感がありませんし、タイムラグもあります。あと、うちには電子ピアノしかなく、教室のような立派なピアノがないため、やっぱりリアルには敵いません。

 

 

通いの方がいい

オンラインレッスンのメリットがたくさんあるのですが、デメリットもありますので、子供のためはやっぱり通いの方がいいのかもしれません。

通いならば、

 

    • モチベーションが維持される
    • レッスンの効果が落ちない、質の高いレッスンを受けられる
    • 質問しやすい、コミュニケーションがしっかりとれる
    • 集中力がもつ
    • 程よい緊張感もある
    • 先生や友達に会える
    • 目が疲れない

 

といった感じで、子供のためになると思いました。

 

最後に

ということで、子供が習い事のオンラインレッスンを受けているのを見て、そのメリットもデメリットも感じたのですが、うちの子の場合はオンラインよりリアルでレッスンを受けた方がいいなと思いました。

ただし、オンラインレッスンにもメリットがたくさんあります。人によってはオンラインの方がいいかもしれませんし、オンラインでも十分な習い事はそれでいいと思います。

実際、私は英会話はオンラインで受けたのですが、良かったです。

今はリアルでのレッスンが再開されたので良かったのですが、デメリットの部分が今後改善されていけばいいなと思いました。

小学校入ったら、学校でもオンライン授業になる可能性もあるので、ちょっと心配ですね。