子供が習い事を嫌がる原因&やめたい・辞めさせたい時の対応方法

子供の将来を考え、小さい頃から始めた習い事。子供が嫌がって行きたがらなかったり、やめたいと言われると、親としてはがっかりしてしまいます。辞めさせるべきか、多少ムリにでも続けるべきか悩みました。

せっかくやり始めたのだから続けさせたいけど、肝心の子供がやりたがらない。逆に、辞めさせたい時に限って、子供は続けたかったりして、なかなかやめられなかったりします。

習い事をやめさせるか続けるか、親としてどうするか悩む時もしばしば。そんな時の対応方法について書いてみました。

 

習い事に行きたくない理由

現在小1の娘は、これまでいくつかの習い事をさせてきました。

幼児教室、ピアノ、水泳、英会話、サッカー、書道、体操教室、音楽教室、プログラミング教室、サピックスなど…。

年少くらいからいろいろ習い始めてはみたものの長続きしなかったもの、そこそこ続いたもの、今も続けているもの、最近入ったものとかいろいろあります。

でも、結構習い事を嫌がったり、やめたいと言われた時もあります。

そんな時、まず子供の話を聞いてみることから始まるわけですが、我が子の行きたくない理由をリストアップしてみると、こんな感じです。

    • 楽しくない
    • 興味がない
    • やる気がない
    • 先生が厳しいから
    • 好きな先生がいなくなってしまったから
    • できないのがイヤ・できない事に挑戦させられるから
    • 一時的に親と離れるのがイヤだから
    • 親が怒るから
    • 別の遊びをしたい
    • その時間だと疲れている・眠いから
    • 遊び等を中断されるから
    • 準備がめんどくさい

 

辞めてほしくないと思う理由

子供のためと思って、せっかく入会した習い事、そう簡単にやめてもらっては困ります。

子供がイヤだと言ったときに、辞めてほしくないと思う理由として、個人的にはこんな感じのことを思いました。

    • 将来のために能力を伸ばしてほしい
    • 入会金など初期費用が高かったので損した気分
    • 頑張って調べたのがムダになった感じ
    • 辞め癖がついてしまうと思う
    • 当初の目標をクリアしていない
    • 子供が負けた感じがする
    • もう少しでできそうなのに辞めるのもったいない
    • この習い事もこれから楽しくなるはずなのにと思う

 

子供が嫌がる&辞めたい時の対応方法

子供の気持ちと親としての気持ち、いろいろありますが、悪くないと思う対応方法の選択肢を挙げてみました。

 

1.褒める・励まして説得

辞めさせたくないなーと思っている時、割と有効なのが褒めたり励ましたりして説得することです。普段から習い事での頑張りを褒めたり、できるようになった事を褒めたりすると、やる気を出してくれることがあります。「上手に歌えるようになったね」、「難しい問題も頑張ってできたね」など小さなことも褒めるといいですね。

やめたいと言われた後に褒めても遅いのかもしれませんが、褒めたら「やっぱりやめない」となった習い事もあります。普段から褒めたり励ましたりするのが大事だと思います。

 

2.先生にも相談してみる

子供に話を聞いてから、先生にも相談してみるといいかもしれません。何かいいアドバイスがもらえたり、続けられるようにサポートしてもらえたりするかもしれません。

うちの子の場合は、幼児の体操教室で相談したことがあります。鉄棒が苦手だったので、イヤになったのですが、先生に手厚くサポートしてもらえて、少し長く続ける事ができました。

まあ、結局は年長になる頃に、体操は卒業って感じにして辞めてしまったのですが…。

 

3.目標を提示する

そもそも、子供ですからやる意味が分からなかったりします。それで、つまらなければ当然やりたくないとなります。

しかし、子供が目標を掲げてそれに向かって頑張るというのは無理があります。

なので、親がこの習い事をすると、「こんな良いことあるんだよ」、「将来こんな役に立つんだよ」、「こうなったらすごいよね」など、習い事の意味を教えることも大事ですね。

それは小さな目標でも良くて、「足し算をできるようになるとお店屋さんごっこが楽しくなるよ」「ひらがなを書けるようになったら友達にお手紙書けるよ」「逆上がりできるようになったらかっこいいよね」など何でもいいかなと思います。

それによって、面白いと思ってくれたり、興味を持ったりして、やる気も出てきたりもします。

 

4.別の教室を探す

同じ習い事でも楽しく学べる教室とそうでない教室があります。嫌だった事でも別の教室だと楽しいと思えたりします。環境によって変わることもあるものです。

例えば、我が子が年少の頃、その場で見られる体操教室は大丈夫なのに、親が一緒にいられない英会話教室はダメみたいな感じで、保護者が見れない(親と離れなければならない)習い事は嫌がりました。

なので、親がそこで見てていい教室を探しました。

子供が習いやすい教室を探してあげると、無理なく続けられるでしょう。

 

5.先生を変える

先生によるところもあります。

同じくらいのスキルの先生でも、先生によってやり方や雰囲気など全然違いますし、子供にとって先生の合う合わないもあります。

ピアノとか個人でやってる先生だと余計にそうだったと感じます。大手だと会社としての方針があるので、別の先生でもレッスンのやり方が同様だったりしますが、個人だと本当にその人によって様々。

厳しい先生より優しい先生がいいと思えば、優しい先生のレッスンに変更するとか、他に優しく指導してくれる先生の教室を探すといいでしょう。

 

6.時間帯を変えてみる

昼過ぎや夕方だと疲れてしまったり、眠くなったりします。なので、グズりやすい時間を避けるといいです。

保育園だとお昼寝があったりしますが、我が子も年少~年中くらいの頃、その時間の習い事はきつかったです。土日以外の週5はその時間寝ているため、リズム的にものらない時間帯だからです。

遊びの途中だったのに…とか、準備がめんどくさいって時もあってグズッたりしました。

こうなりやすいので、重要だと思う習い事ほど午前にしていました。午前中だと嫌がらずに習い事に取り組みやすいですし、割とゴールデンタイムで習い事の効果も高いように感じます。

 

7.休会して様子を見る

どうしてもイヤだというなら、休会して様子を見るのも一つの選択肢。嫌だと思ったのが、一過性のものかもしれませんし、時間が経ってやっぱりやりたくなるかもしれません。

保護者の考える時間も作れますので、その間に復帰するか、辞めるか、別の教室にするか検討するといいでしょう。

 

8.辞めさせる

ここまで、なんとか続けさせる道を模索する感じでしたが、子供がどうしてもその気にならず、やりたくないようでしたら、基本的にやめていいと思います。

楽しくて好きで続けている習い事と、イヤイヤやっている習い事では、成長度合いがまるで違います。楽しくて好きな習い事は伸びますが、イヤイヤだとその効果は薄いものになってしまうでしょう。

レベル感は違いますが、学校の部活の辞める辞めないと根本的には同じだと思います。イヤなら辞めるべきでしょう。

 

好きな事をやってると時間を忘れて楽しめますし、長続きします。

逆に、嫌な事だとそんなに頑張りません(頑張れません)。早く終わらないかなーとなるだけです。無理に続けさせても、あまりメリットはないと思います。

なんだかんだ、子供が辞めたいと言った時がいい辞め時かもしれませんね。

 

 

嫌がった時の対応の失敗談

対応間違えたなーと思ったこともあります。習い事に連れて行きたいからと、以下のようなことをしちゃいけないなと思いました。これじゃ子供のためにならないと感じた失敗談を挙げてみます。

 

1.強制的に連れて行った

泣こうが喚こうが、旦那が強制的に力づくで音楽教室に連れて行った時がありました。

連れて行きさえすればなんとかなると思って私も黙認して一緒に行きましたが、教室に着いても泣いていました。その後、諦めてやり始めたけど、つまらなそうにイヤイヤやってた感じでした。時には我慢も必要だとは思いますが、子供にとって本当につらい時間だったと思います。

結局、その習い事が嫌いになってしまい、やめてしまいました。

 

2.怒鳴った

好きだった先生がいなくなったからピアノ教室に行きたくないと言うので、続けるのを説得するために怒鳴ってしまったこともありました。いや、私もストレスたまってつい…って感じで最低でした。

恐怖を与えれば、確かにその時は言うことを聞くかもしれません。でも、そのうちやる気がなくなってしまいます。保護者への不満、反発心も抱くことになるので、これはダメですね。

結局、ピアノ教室は他に移る事にしました。

 

3.ご褒美をあげて連れて行った

おもちゃ買ってあげると、ご褒美を提示して習い事に連れて行ったこともあります。

何気にこれやっちゃう親御さんは多いかもしれません。おやつ買ってあげるとか、ディズニーランド連れて行ってあげるとか。

しかし、そういうので釣ると、「嫌だと泣けばご褒美がもらえる」と思われたり、ご褒美の約束を取り付けるまで「うん」と言わなくなったりします。

次第にもっといいご褒美を欲しがるようにもなってきます。

なので、あまり良くないなーと感じます。

ご褒美あげるとしたら、ちゃんと習い事をやった後とか頑張った後の方がいいですし、それよりも、たくさん褒めてあげたりして精神的なご褒美の方がいいでしょう。

 

4.他の子と比較した

楽しそうに通ってる子を引き合いに出して、「〇〇ちゃんは、ちゃんと通っているよ」、「〇〇ちゃんみたく、できてほしいな」などと比較してしまった時もあります。

これも、ついやりがちでしょう。しかし、自己肯定感を健全に高めるためには、良くない方法だと感じます。過去記事のとおり、子供の心に悪い影響を与えてしまったと思います。

 

 

辞めさせたいと思う時

逆に保護者が子供の習い事を辞めさせたいという時も結構あると思います。

うちの場合は、こんな感じです。

    • 子供のやる気が感じられない
    • これ以上続けても得られるモノが少なそうなとき
    • 目標を達成した
    • 他でも同じ事(似たような事)をやるので重複する
    • いい先生が辞めた・異動でいなくなった
    • 先生やスタッフの対応が気に入らない・手抜きしている
    • 他にやらせたい(習わせたい)事がある
    • 他社の方が良さそうだから
    • 収入が減ったから(←コロナで残業できなくなったせい)
    • 子供の負担が大きいと感じたから
    • 親の負担が大きいと感じたから

 

習い事を辞めさせたい時の対処方法

親が辞めさせたい場合、無理やり辞めさせるのは良くありません。対応として適切だと思うのは、子供と話し合って意思決定を子供に委ねて決めさせることです。

もっと続けたい事なら、続けたいと言いますし、この先もちゃんと習ってくれるでしょう。

何か事情があったり、家計的に厳しい場合は仕方ないかもしれませんが、ちゃんと子供に話すことはしなきゃいけないと思います。

知り合いに「ここの習い事、小学生になると続ける事ができないんだよ」とか言って辞めさせたママがいますが、その後嘘がバレて大変だったらしいです。

嘘がバレなきゃ事なきを得るのですが、子供(人)を騙すのはダメですね。信頼関係が崩れてしまいます。

 

 

最後に

好きな習い事、楽しい習い事なら子供も積極的になりますし、何より子供が成長すると感じます。少なくとも嫌じゃなければ習い事を続けられるでしょう。習い事を辞めたいと言われたら、親としては辞めさせるべきか続けるべきか悩みますが、辞めさせてもOKだと思いました。