上位のコースにいる子達の中には、大きくコース落ちするリスクを避けるために、組分けテスト受けない人もいたりするようです。
低学年でもいるようなので、少し驚きました。
テスト回避した残留組を除いたイスを争う事になるため、組分けの上位のコースのボーダーは、確認テストと比べると、少し高いのかなと思っています。(他塾から入室テスト受けに来る層の影響もあるかもですが)
まあ、そこは人それぞれの価値観ですので、受けない人を否定する気はありません。かく言う私も次の組分けテスト受けなければ、ノーリスクでしばらくこのコースにいられるんだよねーって脳裏に浮かんだ事があります。
先日、2年生のサピのママ友が「組分けテスト休ませようかな」と少し悩んでいました。(学年違くて良かった)
当然テストは受けるものだと思っていたので、あらためていろいろ考えさせられました。
組分けテスト休む(休ませる)のはアリかナシか……。
せっかく考えたので、どなたかの参考になるかと思い、ブログに書いてみました。
因みに私の答えは、「ナシ!受けられるテストは受けるべし」です。
我が家の場合は、どんなに結果がダメそうな時でも、特別休まなきゃならない事情がなければ、受けさせる方針です。(今決めました!)
どんな結果が待ち受けていようとも、なるべく受けさせます。例え最下位になろうとも。
目次
1.組分けテストを受けないでコース落ち回避
そのママ友のお子さんは最上位コースにいます。
組分けテストでは、ルール上はコースの昇降に制限がないため、結果がすごく悪ければ最上位コースにいたとしても最下位のAコースに急降下してしまうこともあり得ます。めったにない事だとは思いますが可能性はあります。
それにテスト範囲も決まってないので、どこから出るか分かりません。
最下位コースまで下がらないにしても、大幅にコースダウンしてしまうリスクがあります。
なので、ついつい受けないでコースキープしようと考えたりしちゃうものですよね。
しかし、コース昇降に関わるテストを2回連続で受けないと、1コースダウンしてしまいますので、組分けテスト前後の確認テストは受ける必要があります。
それでも、確認テストは範囲も決められていて対策しやすいですし、コースの昇降に制限があるので、少し失敗しても影響は軽微ですね。
上位コースにいるほど、組分けテストは敬遠して確認テストで頑張ろうという選択肢を思いついてしまうものだと思います。ルール上そうすることも可能です。
なるべく上位コースでレベルの高い授業を受けさせたいですからね。上位コースのボーダー付近だと特に。
2.テストを休まない方がいいと思う理由
コースは気になりますが、組分けテスト、確認テスト、復習テスト関わらず、テストは休むべきではないと思いました。そう思った理由について書いていきます。
①子供の成長・能力開発のため
上位コースにいる場合、”落ちるのがイヤだから”という気持ちは理解できます。
しかし、最終的な目標は最上位コースに在籍し続けることではないはずです。確かに、コースアップやコース維持も短期的な目標にはなり得ますが、あくまで通過点のはず。
うちの場合、塾に入れている一番の目的は、子供の成長・能力開発のためです。次に将来の志望校に合格すること。
子供の成長のためには、毎回のテストに向けて勉強して、学力を上げてほしいですし、貴重なテストの機会を減らしてしまうのはもったいないと思っています。
コース落ちしようが、挑戦せずして成長はなく、頑張って受けてなんぼだと思っています。メダルや賞状狙うくらい頑張って欲しいものです。
低学年での組分けテストの算数では、テキストの問題とは違った傾向の問題や、知能テストのような感じの問題も出たりします。そういう問題は、除くとして総合的には、テストによって成長していくものだと感じます。
正直なところ、私はゆとり世代で、割と競争の意識が希薄なフラットな環境の中で生きてきました。でも、世の中そんなに甘くありません。競争があってしかるべきだと感じます。
我が子には、私のようになってほしくないので、激しい競争の中でライバルと切磋琢磨してがんばって欲しいのです。もう私達のような世代を作りだしてはいけません!
②分析して学習計画も立てたい
テストを受けた結果によって、現在の実力や立ち位置が分かりますし、強みや弱みも分かります。
それによって、学習計画を立てていく、あるいはこれまでの方針を修正するといった事が可能になります。
③メンタルも鍛えたい
コースの昇降がかかった組分けテストや確認テストを受けることで、プレッシャーに打ち勝ち、メンタルも鍛えてほしいです。学生の頃は根性論が大嫌いでしたが、根性、精神力って大切だなと大人になってから思いました。
そもそも、コース落ちなんかでビビってたら受験本番どうなるの?って感じですからね。
④多少失敗した経験も大事
入塾してからずーっと最上位コースにいられるお子さんは羨ましいですが、少しくらいコース落ちする経験もあった方がいいと思っています。
成功体験ばかりでは、大人になって失敗した時に挫折しちゃったりします。
コース落ちして悔しがったり、また頑張って上のコースに上がって喜んだりする経験は、成長の過程において、あった方がいいでしょう。
-
- 失敗してどこがダメだったか考える
- 成功するためor失敗しないためにはどうするか考える
- 上のコースに行きたい(戻りたい)から頑張る
子供は大人が思っているより逞しいのかもしれません。
まあ、あまり立ち上がれないほど酷く失敗した経験だと、逆にいらないかもですが。
⑤周りからズルいと思われる
コースキープのために組分けテストを休んだのが、同じコースの子達にバレた場合、白い目で見られたりもするでしょう。
いろいろ言い訳したりもするものだと思いますが、バレると立場がありませんね。
コース落ちよりも、みんなから「ずるい」と後ろ指さされてしまう事の方がダメージ大きいかもしれません。
それなら最初から正々堂々とテスト受けた方がいいでしょう。
⑥逃げ癖がついてしまう・自滅しかねない
テスト受けたくないという子供の甘えを受け入れてしまい、休ませてしまった場合、逃げ癖がついてしまうかもしれません。
次のも受けなくていいやーと。
将来、イヤな事があった時も、何らかの方法で逃げてしまうようになってしまいかねません。
”テストから逃げた”という事実は自分がよく分かっているわけで、それが後ろめたくて押しつぶされてしまい、自滅するパターンもあり得ます。
後で後悔するくらいなら、「逃げるな!立ち向かえー!!」と甘やかさないのも大事かなと思います。
もし娘がテスト嫌だと言ったら、『あの炭治郎も「逃げるなー」って言ってたじゃん』と説得してみるつもりです。
⑦コースが落ちて実力に合ったクラスになる
成績次第でコースが昇降するわけですが、たまたま前回のテスト結果が良くて上位になっただけかもしれません。
テストを回避して上位コースにとどまったとしても、ついていけなくなる可能性もあります。
それなら逆に、コース落ちして実力相応のコースになってくれた方が学習効果が高いはずです。
⑧子供の力を信じたいから
テストを受けない方がいいと言ってしまう事は、そもそも自分の子供を信じていないんじゃないかと思うのです。
子供を信じてサポートする姿勢は大事だと思います。
親が子供を認めて信じれば、自己肯定感、自信や安心にもつながるし、親の事も信じてくれるはずです。
⑨お金がもったいないから
大嫌いな会社でやりたくもないめんどい仕事を仕方なくやって、ようやく稼いだ大事なお金を塾に払っているので、貴重なテストを受けないのは、お金が非常にもったいないと感じます。
働いているのは生活するため、子供のためです。2月の勝者の武田ママのセリフと同じく「課金プレイ上等ーー!!」という理由も結構大きいので、成長の機会損失はすごくイヤですね。
⑩テスト結果が楽しみだから
毎回のテスト結果を眺めるのは、今や私の楽しみの1つなのです。できても、できなくても、頑張っている我が子をテスト会場に送り出し、その結果が返ってくるのが待ち遠しいのです。
テストを受けるのは子供ですが、私の道楽にもなっています。なので、特別何か事情がない限りは、私から「次のテスト受けないで」なんて、言わない自信があります。
3.最後に
私は上記のような考え方なので、組分けテストを受ける派です。意見の1つになると思い、書いてみました。悩んでいる方のご参考になれば嬉しいです。