もっと子供に優しい親になりたい!
私も子供に厳しくした後で思ったりします。叱ったり、怒ってイライラしたりして、悩む時もありますよね。
甘すぎると良くないと思いますが、厳しすぎると子供の自尊感情や自己肯定感を下げてしまったり、才能を潰してしまったりするかもしれません。
でも、子育てに正解はないと思います。不確定要素も多いですからね。
我が子には厳しくしてしまうのが親というものでしょう。
もしかしたら後になって間違っていた…と、後悔してしまうかもしれません。しかし、いいと思う方法で常々最善を尽くしていれば、それでいいんじゃないかなと思います。
基本的に、子供に優しい親になりたいと思っている方って実は素晴らしい親御さんだと思います。そのことについて書いてみましたので、悩んでいる方のご参考になれば嬉しいです。
目次
なぜ子供に厳しくしてしまうのか
私もついつい娘に厳しくしてしまう事もありますし、娘の友達の保護者の方を見ても、自分のお子さんに厳しい人はたくさんいます。
でも、当然かもしれませんが、厳しいのは自分のお子さんに対してだけで、他人のお子さんに対しては、皆優しいですよね。自分の子供には責任あるけど、他人のお子さんにはないからでしょう。
どうして子供に厳しくしてまうのかというと、下記のような理由があるからだと思います。多分、どれかには当てはまるでしょう。
厳しくした方が子供のためだと思っている
甘やかすのと優しく接するのは違いますが、甘やかさないように厳しくしちゃうのです。
甘やかしすぎると良くないのは、そのとおりだと思います。
甘やかしすぎると
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- 社会のルールやマナーが守れない
- わがまま・身勝手
- 他人に迷惑をかける
- 忍耐力がない・我慢弱い
- 努力しない・頑張れない
- 自分に甘い
- 精神的に弱い・未熟
など、ダメダメなヤツに育ってしまうかもしれません。
親として育てる責任も果たさないといけませんので、こうなって欲しくはありません。
なので、厳しくした方が子供のためになるはずだと厳しくしてしまいます。
自分も厳しく育てられたから
子供に厳しくしてしまう保護者って、だいたい自分も厳しく育てられてきてたりします。なので、同じように子供に厳しくしてしまうという傾向があるようです。
1番になって欲しいなど子供に対する期待が大きすぎる
親は誰しも少なからず子供に期待してしまうものですよね。
1番になって欲しい、成功してほしいなど、子供への期待が大きすぎて、そのため基準をどんどん上げてしまい、厳しくしてしまったりします。
他人から怒られるのがイヤだから
最近は他人の子に対して怒ったり注意するような人もあまり見かけなくなりましたが、絶滅したわけじゃありません。
他人から怒られてしまった場合、多くの保護者は一応は謝りますよね。
でも、内心は、
どこの馬の骨とも知らねぇてめぇ如き有象無象の雑種が、うちの子を怒りやがって許せん
とか思ったりするのが、親というものだったりします。
だったら、他人に言われるよりも先に自分で怒ってしまおうという心理が働いたりするようです。
厳しい方がいい親だと思っているから
いい親になりたいと思い、優しくなる人もいるでしょうけど、厳しい方がいいと思う人も多いです。
ちゃんと躾してますアピールもあるかもしれません。周りに対する承認欲求、自己顕示欲でしょう。
心に余裕がない
仕事が忙しい、家事が大変、時間がない、悩み事が多すぎるなど、心に余裕がない状況ではなかなか優しくできないものです。育児は大変なので、心に余裕を持つのがなかなか難しかったりしますよね。
厳しい親は優しい素晴らしい親だと思う
できれば、子供がもっと幸福を感じるように優しい親になりたい。でも、実は、厳しい親って優しいのかもしれません。
「厳しい事を言ってくれる上司は、実は本当に優しい上司なんだよ」と誰かに言われた事があります。
どうでもいいなら無関心だったりしますし、甘やかしすぎたら、後で痛い目を見ることになるでしょう。
優しくなりたいという事は、子供に対して思いやりがあるわけですから、普段厳しくしてても実は優しいんだと感じます。
厳しいのも愛情や優しさの裏返しなのです。子育てでイライラしちゃうのも、一生懸命だからなんですよね。
なので、実の子供に対して厳しくしてしまうのは、親だからこそ当然だと思います。
厳しい親はダメな親ではなく、本気で子供の事を考えているんですよね。
あ、因みに私が素晴らしい親かと言うと、まだまだ全然至らないと思っています。
でも厳しすぎるので優しく接したい
厳しい親は本当は優しい親…とは言え、子供に悪影響を与えてしまうのはでないかと心配ですよね。
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- 子供へ愛情が伝わってない
- 子供が萎縮するばかり
- 顔色をうかがってばかり
- 失敗を恐れすぎる
- ネガティブになっている
- 手を上げてしまった
など、厳しすぎてデメリットばかりで、このままではいけない、もっと優しい親になる必要があると感じている場合は、優しくする努力が必要でしょう。
私も子供にもっと優しくしたいと思って、以下の事をいろいろやってみました。
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- 妥協や譲歩できる部分があればそうする
- 悪いところよりも良い面を見て褒めるようにする
- 子供の立場に立って考えて接する
- 心に余裕を持つ・ストレス発散になる事をしてみる
- 子供の自己肯定感を高める行動をとるように心がける
でも、なかなか難しいですし、正直言うとうまく行ったり行かなかったり、その時々でいろいろですが、これらを心がけるだけでも少しは改善されたと感じます。
とりわけ自己肯定感を高めるためには、いろいろ実践中。
優しく接したくても、急には難しいなと思います。少しずつできるところからやっていくのがいいでしょう。
最後に
というわけで、子供に厳しすぎる親なので優しい親になりたいと思って悩んでいる親御さんは、実は十分に素晴らしい親だと思います。でも、優しく接する必要があると感じられている場合は、そうする努力が必要でしょう。
ただ、子育てに正解はありませんし、完璧な子育てもないと思いますから、できる範囲で最善を尽くして一生懸命やってるのなら、十分に素晴らしい親御さんだと感じます。