中学・高校・大学受験に成功する人と失敗する人の特徴や共通点だと思う事

何をもって成功と言うのかは、受験者本人次第ですが、受験に強い子供とそうでない子供がいます。

過去にバイトで家庭教師や塾で教えたり、これまでの社会生活でたくさんの高学歴者を見てきた経験上、受かる子には共通点があると思います。

中学受験~大学受験で合格する子と失敗して落ちてしまう子の特徴などについて書いてみました。

因みに小学校受験は親次第なところがありますし、学力以外の事もいろいろ見られるので、今回の記事には当てはまらないと思います。

合格しやすい子の特徴を挙げてみましたので、マネできる事は、1つでも2つでもお試していただき、合格を勝ち取っていただけたら嬉しいです。

 

 

受験に強い!合格しやすい子の特徴や共通点

ネガティブな事よりポジティブな事が好きなので、受験で成功する人の特徴について、割とじっくり書いてみました。全てに当てはまらなくても、それに近い状態だったり、いくつか当てはまったりすると思います。

なお、受験者にとって、「成功=偏差値の高い学校に合格」とは限りません。志望校に合格することが成功だと思います。

でも、向上心持って、上を目指すのは大事ですね。2位より1位がいいでしょ?

 

1.志望校が明確・目標がある

どうしてこんなに勉強しなくちゃいけないの?

って思う時もありますよね。

私もそうでした。高校生の頃なんて毎日思っていました。

でも、「行きたい大学(学部)に絶対に合格したい」という思いが強かったから頑張れました。

やっぱり、具体的な目標があるのとないのとでは、モチベーションが違います。

多くの場合、現実的に、頑張れば手が届きそうな学校を志望校にすると思いますが、この学校に絶対に入りたいという気持ちは大事。

 

例えば、地面にスコップで穴を1m掘って、そしたら埋めて、また掘って埋めてを、意味なくずーっと繰り返すと、どこかのタイミングで人間は発狂するらしいです。

目的もなく、ただ勉強するというのはつらいだけ。なので目的って大事です。

 

高校生の頃の私は、大人になったら、いい会社に入りたいという事をなんとなく考えていたのですが、具体的な夢はありませんでした。とりあえず、向上心を持って「できるだけ偏差値が高い大学に入る」というのを目的としていました。

その先は入ってから模索していく派でした。

まあ、そういう感じでもいいと思います。

 

けど、人によっては、最初から明確な目標がある子もいますね。

できれば、「その学校に入った後、どうなりたいのか? やってみたい事は何か?」も考えておきましょう。

なりたい自分がより具体的な方が、頑張れるはずです。

    • ITの技術者になって世の中に貢献したい
    • 官僚になって日本を良くしたい
    • 医者になって病気の人を助けたいから医学部に行きたい
    • 保育士になって子育て支援をしたい
    • パティシエになって美味しいケーキを作りたい
    • プロ野球選手になりたいから甲子園行ける学校に行きたい
    • 商社に入ってバリバリ稼ぎたい
    • 起業して社長になりたい
    • 家業を継いで、もっと会社を大きくしたい

人それぞれですね。

漠然とした夢でも構いませんし(だって、やったことないでしょ?)、この夢を追いかけても幸せになれない、実現的にはムリだと思ったら、目標を変更しても全く問題ありません。若いんだから、やり直しは可能。

勉強に限らず、継続することは大事ですが、夢や目標に対する気持ちが強い方が続けられますね。

継続するコツとか方法について、過去記事に書きましたので、ご興味があればご参考にどうぞ。

 

2.勉強している

やっぱり、一般受験で合格する子は、勉強していました。何事もそうですが、努力すれば昨日の自分よりできるようになっているはずで、勉強もやればやっただけ点数は伸びていくし、満点に近づいていきます。

まあ、当たり前ですよね。

努力すれば必ず合格できるとは限りませんが、合格した人は、みんな努力していたと思います。

親に勉強しろーってお尻叩かれながら頑張ってる子、自ら勉強する子、両親がアメとムチな子、いろいろいたけど、勉強してましたね~。

能動的に自ら勉強する子は望ましいです。塾行ってる行ってないに関わらず、勉強しているものです。(そのためにも、1で書いた志望校や目的を設定しましょう。)

結局のところ、受験の大半の悩み(お金以外)は、勉強しまくることで解決できちゃうので、勉強して点数上げようとするのがベストな選択肢。志望校に入れる実力をつけ、受験本番で合格点に達すればOKなわけです。

 

でも、点数伸びない、どう勉強したらいいか分からない、効率の良い勉強法とかコツとかないの?

って多くの人が思うわけですが、それは、

過去問解くこと

です。

 

過去問解くと、志望校の出題傾向や難易度が分かりますし、それに合わせて必要な事を勉強するのが効率的だと思います。基礎も応用も、自分に足りない部分とか、やるべきことが見えてきます。

大学入試の共通試験もそうですね。

どれだけ難しくても、できなくても、怖がらず、まず過去問やってみましょう。初見で解けないのは、むしろ当然です。

ゲームのボス攻略のつもりで過去問を解いてみるのが合格への近道。

過去数年分の問題が、だいたい理解できるようになれば、本番で出てくる問題の多くは、類似した問題だったりしますので、それなりに点数が取れると思います。

因みに、これ、世の中の資格試験だいたい全部そうです。

TOEIC、簿記、各種検定試験、公務員試験、車の運転免許の試験なども…。

 

進学塾行ってれば、先生に教えてもらった対策をしたり、授業や宿題を勉強すれば、入試で点を取るための対策は、基本的にバッチリ。質の良い学習ができます。

塾には多くの受験ノウハウや情報があるため、多くの人にとって、合格に向けた勉強の方向性は合ってるはずです。

あと、自宅で勉強を続けていると、自分に合う勉強方法や、自分なりの方法を確立できたりしますね。そのためにも、自宅学習の量も必要だと思います。

人によって、やり方はいろいろあると思うけど、とにかく勉強の量も質も大事ですね。

 

3.精神的に強い

いくら模試でA判定とかでも、本番で落ちちゃう子は、メンタルが弱いことが多いです。

精神的に強い者の方が、受験でも勝ちやすいです。受験となると、親子ともにストレスがかかります。合格するためには、そのストレスに打ち勝てる強さも必要。

ストレスに負けて勉強に身が入らないんじゃ、合格が遠のいてしまいます。少々環境が悪くても勉強し続けられるような根性や芯の強さも必要だと思います。

最近は、叱らない育児とか流行っていますが、感覚的に、それはあまり良くないんじゃないかなと思います。

あまり怒られた事がないような子だと、心が弱い傾向にあると感じます。すぐへこむし、すねたりします。自立心が弱くて、何かにすがったり、誰かに依存してしまったりもします。

それに、分からない問題が出て、割と簡単に諦めちゃっう子もいましたね。他の問題で十分カバーできる実力ある子だったはずなのに、教えた側としては、がっかり…って事もありました。

分からなくても頑張って解こうとする粘り強さも大事です。最初は、すぐ聞かないで自分で考える子の方が、後々伸びる気がしますね。

じゃあ、ビシビシ怒って、バシバシ叱ればいいかと言うと、それも問題です。

褒めるべき時には褒め、叱るべき時には叱る、サジ加減が大事かなーと思います。

 

4.地頭がいい

親御さんから受け継がれたDNA、持って生まれた頭の良さもあります。知能指数が高い子や地頭がいい子の方が、最初のスタートラインも先にいたりするし、理解力があるから教えるとすぐ出来ちゃいます。

記憶力もあるから、しっかり定着するのです。

同じ時間でもたくさんの量をこなせるので、受験には強いです。

塾の大量の宿題(普通レベルの子達が、睡眠時間を削ってやっと終わるような量)でも、なんなくこなせます。それでいて、ゲームしたり遊んだりする余力もあったりします。

処理能力が全然違うのです。

そもそも、地頭いい子って、合わない塾とか、ひどい塾以外なら、どこの塾行こうが、だいたい成功してしまうでしょう。

ポケモンで言うと、初期に捕まえたピカチュウやポッポを大事に育てても、あまり強くなりません。ミュウツーとか能力値の高いの伝説系ポケモンなら、ちょっとレベル上げたり、強い技覚えれば、あっと言う間にエース級ですよね。

レベル100を越えられるとして、ピカチュウだと何レベルにすれば、レベル100のミュウツー倒せるのかなー?っていうくらい、正直言えば、地頭の差ってあると感じます。

しかし、地頭がそんなに良くなくたって、普通に努力して逆転は可能です。受験って、いかに暗記するか、解き方覚えるかです。思考力を問う問題もありますが、暗記や経験の要素がまだまだ強いです。

時間はかかるかもしれませんが、レベル100で足りなければ、勉強の経験値を稼いで120、130、140と上げて行けばいい。

実は、その辺りに、その子の進化ポイントがあるかもしれません。

努力できるということも、才能の1つだなと思います。

私、小学校(しかも公立)で受けた知能テストが酷くて、クラスで下から何番目かでした。

結構、おバカでしょ?

しかし、都内の進学校と言われる高校とか、高学歴と言われる大学に普通に入れましたので、ちゃんと勉強すれば大丈夫だと思います。

あと、脳みそって鍛えることが可能。頭をよくするための、脳にいいとされている生活習慣などについても、後でいくつか書いてみましたので、ご参考にしていただけたら嬉しいです。

 

5.性格が真面目で学校での態度がいい

基本的に性格が真面目な子の方が勉強していますし、生活態度が良い子の方が、勉強に対するモチベーションや集中力も高いので、勉強ができる率が高いです。

真面目に取り組み、授業などで態度がよく、宿題などの提出物もちゃんと出す子だと、褒めてもらえたり、期待されたりします。

成績表の評価も良くしてくれることがあります。

評価されると嬉しくなって、「よーし、次も頑張るぞ」とか勉強するモチベーションが上がるものです。

一応、小学校や中学校などの評価は絶対評価なんですが、授業の態度や学校生活での態度が悪いと、下げられてしまうこともありますね。

音楽や体育なんて、実技も大事だから、一生懸命やってる子の評価が当然高くなります。

先生も人間ですからね。マジメに授業受けてないような子や態度の悪い子の成績は、下げられちゃうかもしれません。

私立だと調査書はあまり関係なかったりしますが、公立受けるなら結構大事。本番のペーパー試験に加えて、調査書の点数も加味されます。学校によりますが、配点のウエイトは2~3割が多いですね。

中学受験で、都内の難関の国公立の中高一貫校を受験しようと思ったら、調査書(内申書)の点数も高くないと厳しいです。小4~小6の成績を評価する学校もありますが、多くの場合、小5と小6の評価がモノを言います。

都立高校受験でも中3の時の評価で調査書の点数がだいたい決まります。

調査書には、本人の学校での様子についても書く欄がありますので、マジメに授業を受けたり、学校での態度も大事ですね。

 

6.勉強できる子・性格や態度がいい子と仲がいい

友達10人の法則というものがありますが、周囲の友達からも少なからず影響を受けるものです。

例えば、周りが勉強する人をオタク扱いする友達、勉強ダサいとか言う友達、不良ばかりだと、到底勉強なんてできない子になってしまうでしょう。

逆に、勉強できる子のグループにいると、不思議と勉強できる子になれたりします。周囲のレベルに追いつけるように頑張ったりしますし、いい影響を受けるからですね。

親しい友達10人を思い浮かべてみましょう。どんなお友達でしょうか?

 

社会人になると、最近会った人10人の平均年収があなたの年収と概ね一致するとか言われたりしますが、学生(生徒)さんにも概ね当てはまると思います。

学校で仲のいい友達10人の学力の平均とだいたい合うんじゃないでしょうか?

学校で1番の子は別かもしれませんが、塾のお友達とか上級生や大人と仲がいいのかもしれません。

 

7.模試をしっかり受ける

「お金もかかるし、ちゃんと勉強してから模試を受けよう」とか思ったりしますが、そこは不完全でも、どんどん受けた方がいいです。

模試を受けたことが経験値になっていくからです。もちろん、ただ適当に受けたのではダメで、毎回の模試に備えて頑張って勉強して、真剣に受けることが必要。

模試を受けると、

    • 試験になれる・本番でも力を発揮しやすい
    • 得意なところと不得意なところが分かる
    • 点数を最大化するための時間配分が分かってくる
    • これまで勉強してきた事の復習になる
    • 多種多様な問題を経験できる
    • 志望校に合格するまでにあと何点必要か分かる(どのくらい勉強が必要か見えてくる)

などのメリットがあります。

部活の練習試合と似ていますね。バスケも野球もサッカーも、チームスポーツは練習試合を何度もやって、試合経験を重ねて強くなっていきますが、勉強も同じような事が言えるでしょう。

多少お金がかかっても、どんどん模試は受けて、学力アップを目指しましょう。

 

8.体に良いモノをバランスよく食べる

体は食べた物でできているので、食べ物は大事。栄養バランスよく、体に良いモノを食べましょう。

炭水化物ばかりだと、良くないし食べ過ぎもNG。これ食べ過ぎると記憶力低下しちゃうこともあるみたいです。

脳のエネルギー源は、ブドウ糖だから、お米ばかり食べればいいかと言うとそうではなく、タンパク質、ビタミン、ミネラルなども大事。

脳内の神経伝達物質の中で代表的なモノとしては、記憶力や思考力に関連するドーパミン、ノルアドレナリン、精神を安定させる働きのあるセロトニンなどがあります。

これらに必要なタンパク質、ビタミン、ミネラルなどが不足すると、

    • 集中力ややる気の低下
    • 思考力の低下
    • 不眠
    • 疲れやすくなる

などと言った弊害を起こしてしまいます。

あと、魚の脂肪に多く含まれるDHAは、脳の働きを良くしてくれるので、青魚も食べるといいですね。

ビタミンCをきちんととっておけば、試験本番の風邪やインフルの予防にもなります。

葉酸という野菜や果物に含まれる栄養素は、セロトニン生成もアップしてくれるし、抗うつ作用があるので、メンタルを安定させてくれるなどの効果があります。

なので、

合格したければ、きちんと野菜も食べましょう。

というかバランスよく、食べ過ぎに注意しながら、いろいろ食べるといいです。本当に。

でも、勉強の夜食で、ついお菓子食べたくなるけど、なるべくジャンクフードは食べない方がいいでしょう。

 

9.運動が得意・運動している(いた)

勉強があるからと、運動を全くしないよりは適度に運動もした方がいいです。もちろん、運動のために勉強時間を削る必要はないと思います。

しかし、運動が得意な人って勉強もできたりしますよね。

部活ばかりで、あまり勉強してないと思われがちなバレー部のエース、野球部の4番、サッカー部の主将とかが、進学校と言われる高校に合格したり、国立大学とか難関私大に受かったりします。

それも推薦でなく、一般受験で。

確かに、部活ガチ勢で勉強もできる子は比較的少数派かもしれません。

しかし、彼(女)らは、部活引退前までは到底ライバルじゃなかったのに、秋以降クラスの上位層に踊り出てきたりします。

天は二物を与えるのか…。運動得意な子が、勉強もできちゃったりするのはどうしてなのか…。

 

実は、運動と勉強は一見すると無関係なようですが、無関係ではありません。

というのも、運動をすることにより脳の神経細胞が育つからです。

つまり、

運動することで脳を強化することが可能。

 

これってすごい事ですよね。運動して頭良くできるわけですから。

部活引退後、急激に伸びる子がいるのは、部活で脳も鍛えてきたため。彼(女)らは、決して脳筋ではないのだと思います。

そのため、勉強に力を入れ始めると、あっという間に伸びる事があるのでしょう。よく言われる”部活で培った集中力”もあると思いますが、これもあると思います。

部活ばかりで勉強時間が十分に取れないと、成績も上がらなかったりしますので、目立たないけど、秋~冬までにグーンと伸びるのは驚異的ですよね。

それに、運動によって免疫力が向上して、風邪もひきにくくなるというメリットもあります。

なので、勉強の合間に、筋トレ、お散歩とかランニング等、少し運動してみるのもいいでしょう。受験勉強のストレスや運動不足を解消しつつ、脳の強化を図れるかもしれません。

 

あと、基本的に部活は内申点に影響しませんが、地域や高校によっては、部活で優れた成績を残せば加点されたりしますし、体育も得意でしょうから、有利だったりもしますね。

 

10.小さな頃から習い事をしてた

勉強に限らず、能力開発のために、小さな頃からいろいろと習い事をしてきた子が多いと思います。

習い事を頑張ってきた子は、得意なモノがあります。

幼児教育、小学生向けの習い事っていろいろありますよね。

運動系はもちろん脳や体の発達にいいし、体育も得意になれたりします。

ピアノやってると頭使うので頭良くなると言われていますし、音楽もバッチリ。

英会話習っていれば、それなりに英語もできるようになるでしょう。

そろばん習えば、計算はまかせろとなったりします(数学できるかどうかは別かも)。

音楽や体育などが得意だと調査書の点がよくなるでしょうし、勉強系なら得意教科を軸にして受験に臨めますね。

 

でも、やりすぎるのはダメかもしれません。

昔、私の小学校時代のクラスメイトの男の子で、習い事多すぎな子がいました。

彼は、ピアノ、習字、英会話、リトルリーグの野球、水泳、家庭教師付けて家で勉強、公文とか、いろいろやっていました。

6個も7個も習い事したら、めちゃくちゃできる子になるよね……と思いきや、入った高校や大学は、偏差値40くらいの学校。高校の部活も控え選手。

彼は学校でいつも疲れてて、かわいそうでした。授業もボケーと聞き流しているように見えました。

親にこれやれ、あれやれ言われて、習い事に対しても受動的で、ただこなしているだけだったんだのかもしれません。小学校の授業をおろそかになるほど、詰め込んではダメですね。こんな感じだと、全く身にならないでしょう。

こういう例もあるので、習い事も適量がいいかなと感じました。

多分、好きな習い事を、多くても3つ程度まででいいと思います。

 

11.親がお金持ち・収入が高い

正直、お金は力だと思っています。

学力アップや能力開発のために、習い事や進学塾に通わせてもらえるのは、親がある程度お金持ちだからです。

学歴もお金でアップグレードする時代。親の経済格差が、子の学力や学歴差につながっていくのです。

健康のために、いい食べ物を食べるためにもお金がいります。

こればかりは、受験生にとってどうしようもないけど、こういう傾向はあると思います。

 

でも、高校生ならアルバイトして、自分でお金を稼いで勉強することも可能ですし、親も節約して教育費を捻出することも可能かもしれません。

例えば、我が家の場合、子供の習い事(年長)のために、旦那が最近お酒やめて費用を捻出しました。こういう努力も必要かもしれません。

 

12.親の学歴が高い

上記で述べたとおり、頭の良さって遺伝による影響も結構あると思います。親ができると子供もできるパターンが多いです。

確かに努力で逆転は可能。

だけど、親の学歴が高いと、これまでの人生で高学歴によるメリットを享受してきてたりしますので、子供の教育にも割と熱心で、子供にも努力するよう促すことが多いので、さらに差が開いていく…。

少なくとも、子供が勉強することに対して、肯定的で、しっかり支援してくれるでしょう。

例えば、「女の子なのに、そんなに勉強してどうするの?」みたいな事を言いません。

それに、子供に勉強教えてあげることが可能です。親が家庭教師できるのは、素晴らしいと思います。

特に中学受験だと、親の関わり大事ですよね。

 

13.親や先生がガミガミうるさく言わない・よく褒めてくれる

親も先生も、あまりダメ出ししすぎないというのは、割と大事。ガミガミ言われなかったから、自己肯定感やモチベーションを損なうことがなく、頑張れたりします。

家や学校で褒めてもらえるのって大切なことですよね。

    • 頑張って勉強して偉い
    • 前より〇点伸びてor順位が上がって、よくやったね
    • これが分かるのは、結構すごいぞ。さすがだね

とか、些細なことでもいいので、褒められると嬉しいはずです。

子供は外で頑張ってきているので、安心できる充電基地である家庭で、しっかり両親から愛情を注いでもらえると、また頑張れます。

 

例えば、苦手だった数学で初めて90点取って、嬉しくて両親に見せたのに、全く褒められず、「なんでこんなとこ間違えたんだ?」と、逆に間違えた箇所を責められるとやる気なくしますよね。

実際、それで塾の授業1日休んだ子いましたので、褒めるの大事だと感じます。

全く怒らないのも問題ですし、学校での生徒指導も大事ですが、先生がガミガミ指導しすぎて、子供のやる気を削ぐのもNGだと思います。

「勉強しろ」って言われると、「イヤだ」「今やろうと思ってたのに」と反発したくもなります。

良かれと思って言った事が、全くその子のためになっていないことが往々にしてありますね。

部活の強豪校とか、本当に酷いと思います。あんなに軍隊のようにビシバシやっちゃ、伸びるものも伸びなくなりますよね。

子供の可能性を否定するような言動を吐く教師や指導者には、本当に怒りが湧きます。自分の手柄やストレス発散のために、若い芽をつむなって感じです。

むしろ、できた事を褒めた方がいいのに。

学校や部活でお終いじゃない、その子の先の将来を考えてほしいですよね。

 

14.親の愛情がたっぷり(ファザコンやマザコンが多いかも)

受験生の諸君、親御さんにおもいっきり甘えてみましょう。

え?イヤだ?かっこ悪い?

でも、これも大事ですよ。ちょっとハグくらいしてみるといいですよ。

 

親が愛情たっぷり注いでくれた子は、自己肯定感もあり、勉強もできます。親から期待されたりもするし、反抗期でも愛情を惜しみなく注がれてきています。

そのため、高学歴の子って、ファザコンやマザコン率が割と高いかもしれません。

私も婚活した頃があったのですが、その時に出会ったエリートの男性達の中にはマザコンっぽい人もいました。そして、知り合いや友達の高学歴女性を思い浮かべると、ファザコンっぽい女子が多いような…。

子供に愛情を注ぎ、甘えられる環境を作ってくれている親だと、子供も頑張れるモノだと思います。

ある塾で1番だった中学生の男の子が、家では「ママ~、だっこー」って甘えてるのとか、噂で聞いたことありますし、パパが超大好きな女子(T大院卒)もいました。

信じられない話ですが、どこぞの大企業の役員が、赤ちゃんのように奥さんに甘えるとかありますからね。

でも、その人、T大出て海外のK大の院卒で超人的に仕事できるんですよ。

なのに、奥さんにバブーと来たもんだ。

 

保護者としては、子供を甘やかしすぎじゃないかと、心配かもしれませんが、外で頑張っているので、家ではおもいっきり甘えさせてもいいような気がします。

 

というのも、受験で大事な国語力って、親子のコミュニケーションが多いほど、伸びていると思うからです。

数学(算数)、理科、社会でも文章を読み違えた事で失点してしまわないようにするには、国語力が大事です。親の関わりが大事な中学受験は特にそうだと思います。

文章を早く正確に読める子って、語彙力が豊富。これって、読書量もありますが、大人とよく話しているから身に付いています。単に長文を読ませまくればいいってわけじゃないと感じます。

英語を話す人と双方向のコミュニケーションを重ねていけば、英語力が一気に伸びるという事に似ています。

一番身近な大人は、両親ですよね。

なので、

ファザコンやマザコンなくらいでちょうどいい

と思います。

ファザコンやマザコンに、ムリしてなれとは言いませんが、ちょっと会話増やしてみるといいと思います。

 

15.意外とゲームが好き

意外とゲームたくさんやってるのに勉強もできる子もいます。

ゲームばかりで勉強がおろそかになってしまわないか心配ですが、実はゲームは手先を動かしたりするので、脳にもいいらしいです。

    • ストレス解消
    • 集中力も高まる
    • 注意力も高まる
    • 判断力や情報処理能力を磨ける
    • 問題解決能力を鍛える
    • 何度も挑戦する粘り強さ
    • クリアした達成感を味わえる
    • 自己肯定感を高める

などのいい効果があると思います。ゲームの種類にもよりますけどね。

やりすぎてゲーム依存にならない程度に、ゲームで少し息抜きするのはいいかもしれません。

ただ、やりすぎのリスクが高いから、ちょっと奨励はできかねますね。

もちろん、勉強できる子はゲームしない子も多いですね。

 

16.SNS、youtubeはそんなに見ない・スマホばかりいじらない

時間泥棒になりがちな、SNS、youtube、スマホ、TVなどをあまり見ません。少しくらいなら問題ないと思いますが、時間を有効活用して、しっかり、勉強に打ち込むことが大事。

ただ、youtubeで入試問題を解説している動画があったりするので、そういうのは良いかもしれませんね。

でも、それ以外のは、息抜きに少し見る分には構わないかもしれませんが、ほとんど得られるモノがありません。

当たり前ですが、こんなのより勉強に向ける時間を多くした方がいいですよね。

お友達とのライン、夜中までしてないで、自分の時間を確保しましょう。

ついつい見てしまって、それに時間を取られてしまったりするものですが、そこを自制できる子は強いです。

自分に勝てる子は受験にも勝つものだと思う

 

17.きちんと睡眠をとる

できる子はしっかり寝ています。夜更かししないで、1日8時間寝て(個人差がある)、毎朝、朝ごはんをちゃんと食べてる子は受験に強いと思います。

そのかわり、起きている間は、活動的でしっかり勉強もしています。

受験生の中には、塾や学校から出される宿題が多すぎて、睡眠時間を削っている人もいますが、それやめたほうがいいと思っています。

先生に言って、宿題の量を減らしてもらうか、どうしても宿題やらないとダメなら、できない分は要領よく手抜きして、答え写しながら解き方を学ぶとか工夫した方がいいでしょう。

場合によっては、転塾して自分に合う塾をさがすのもいいでしょう。

睡眠時間を削ってまで勉強するよりは、疲れた脳を回復させた方がいいです。

しっかり睡眠をとった方が、勉強した事が記憶として定着するので、効率もいいと言われています。

睡眠不足になると、

    • 集中力や注意力の低下でミスが起こりやすい
    • 疲れやすくなる、体調不良
    • 免疫力が下がって風邪ひきやすくなる
    • 前日の疲労が残っている
    • イライラする

睡眠時間は個人差がありますが、一夜漬けや、どうでもいい寝ない自慢とかやめて、きちんと寝た方がいいですね。

未成年の子供達には、受験した後、その先の未来もあるわけだから、健康を損なってはいけません。

 

 

受験で失敗する子

ここまで、受験で成功する子の特徴や共通点について、主に書いてきました。で、失敗する子ってどんな感じかと言うと、お察しのとおり、上記の逆ですね。

まあ、どれか1つでもダメだと失敗するってわけではありませんが、下記のような傾向はあると思います。多くの項目に当てはまるなら要注意ですね。

    • 志望校が特にない(目標が何もない)
    • 勉強してない(質・量ともに足りない)
    • メンタルが弱い
    • 学校での態度が悪い
    • なかなか模試受けない
    • 不真面目、悪い友達が多い
    • 食事が炭水化物中心、おやつ食べ過ぎ、など栄養が偏っている
    • 運動苦手・運動してない
    • 習い事をほとんど何もやってこなかった
    • 親が低学歴
    • 親の年収が低い
    • 親か先生にガミガミ言われて叩き潰されている・グレている
    • スマホ、SNS、youtube等に時間を費やしてしまう
    • ゲームをやりすぎてしまう
    • 親の愛情不足
    • しっかり寝てない

こんな感じでは、到底受験で勝てません。

やっぱり勉強してないと合格できないですよね。

進学塾に入って勉強した子、お家でコツコツ勉強した子、浪人して頑張った子、いろいろだけど、やっぱり、サボってた子は第一志望に受からず涙を飲んでいました。

家庭教師で教えてた子の中には、すべり止めすら合格できず、志望校全滅の子もいました。その子のお母様に怒られてしまいました。

確かに私の力も足りなかった事は認めます。

でもさ、この子、勉強してないんだもん。私の話を集中して聞いてないし、この前教えた事、すぐ忘れちゃうんだもん、ムリだよ。

そもそも、お母様がガミガミ言って、お子さんの心をキズつけている事に早く気づいていただかないと……って感じでした。

その子の将来が心配になり、それ、やんわり言ってみたら、火に油を注ぐ感じで鬼の形相で烈火の如く怒鳴られてしまいました。

ひぇ~~ん。

 

 

最後に

受験に合格するためには、勉強するのは大事なのは当然ですが、力を発揮するための工夫も必要だと思います。

ここまで書いてきたように、受験で受かる子は、モチベーションの維持、勉強しやすい環境整備、健康や脳に良い事をしている、または、親御さん達にしてもらってきている、といった傾向があると思います。

もし、中学生や高校生でここまで読んだ方がいらっしゃったら、あなたは偉い!!頑張り屋さんですね。

長文にも関わらず、途中で離脱せずにここまで頑張って読めたなら、きっと受験も乗り越えられるでしょう。受験まで期間があるなら、この記事参考に頑張ってくださいね。

パパやママに見せて一緒に考えてみてもいいかも。

さあ、時間ももったいないから、そっと、この記事を閉じて、やるべきことをしましょうね。