中学受験の志望校は共学or別学?娘が女子校に行ってほしいと思った理由

中学受験の志望校をどこがいいのか、塾に入ってから、いろいろな学校の情報に触れるようになりましたし、調べたり考えたりする機会も増えました。

まだ十数校くらいしか見ていませんが、なんとなく娘には女子校に行ってほしいなと思うようになりました。

共学のメリットもいろいろありますが、娘にとっては女子校の方が合うような気がしています。

最終的には娘が行きたい学校を志望校にさせてあげたいと思っているものの、共学校よりもできれば女子校を選んでほしいです。

まだ低学年で、受験までの道のりは長いので、気が変わるかもしれませんが、女子校に入れたいなと思った理由などについて書いてみました。

 

共学のいいところ

共学の良いところは、主に”異性との関わり”にありますね。

    • 異性も含めた多様な考え方や価値観に触れられる
    • 異性も含めたコミュニケーション力アップ
    • 社会性が身に付く
    • 恋愛を楽しめる
    • 異性の友達ができる
    • 異性の目があるため、嫌われそうな事、行き過ぎた行動や言動などを自重する
    • 異性で盛んなスポーツも間近で見たり学べたりする

例えばこれらの事が可能ですので、いろいろとメリットもあると思います。

 

女子校の方が良さそうだと思った理由

共学のメリットもいろいろありますが、中高の時期は、女子だけの少し保護された環境の中で育った方がいいと思いますし、娘見ていると女子校の方が良さそうだなと感じました。

①東京の共学校は女子のボーダーが高いことが多い

東京の中学や高校受験で男女によるボーダーの点数に違いがあるのは昔からですが、やっぱり不公平だなとは思っていました。

大抵の場合、女子の方がボーダーが高く、同じ点数の女子は不合格なのに、男子は合格するといった事が起こります。

学校にもよりますが、偏差値で数ポイント違ったりもしますね。

入学後は、授業のレベルなど、だいたいボリュームゾーンに合わせるでしょう。その学校が上位層に合わせる方針だったら別かもしれませんが。

という事は、女子の場合、入学後は実力より下に合わせた授業を受ける事になってしまう懸念があります。

主に学力を求める場合、せっかく中学受験したのにそれでは困ってしまいます。

ボーダー付近の男子からしてみれば、自分より学力のある女子と一緒の授業を受けられたりして、学ぶところも多いかもしれませんが、女子の場合は損な気がしています。

その点は、女子校なら関係ないですね。

共学校の人気が高まっている中、学校経営的に生き残りをかけて共学化が進んでいたりもするようですが、共学化してない(する必要のない)優良な女子校もいろいろあります。

逆に、それらの学校は狙い目かもしれません。

 

②娘の顔面偏差値はあまり高くない

共学の場合、モテるかどうかもカーストの決定要因になってしまうところがあります。女子の場合、主要因かもしれません。

男子は頭の良さ、成績や運動なども大きなモテ要素になってきますが、女子だと容姿がより重視されるところがあります。

モテる女子にとっては、カースト上位でいられて楽しいかもしれません。

しかし、将来の顔面偏差値が平均くらいになりそうな娘は、非モテ集団に入ると思われます。

とすると、共学だとあまり楽しめない確率がそこそこ高そうだと感じました。

 

③女子だけの方がノビノビ過ごせそう

共学だと女子らしさが求められたりもします。

男性の目が気になったり、男性がいる中での女子同士の相互監視など、いろいろとめんどくさい事もあるかと思います。

自分らしさを出せない、言いたい事も言いにくいみたいになると損です。思春期ですし、女子だけの方が友達と本音で話しやすく、のびのびと過ごしやすいかなと思います。

 

④施設を広く使える&女子向けできれい

共学だと男女別に分けて使わなきゃで不便だったりもします。

施設のつくりは学校にもよりますが、学校のリソースも限られていますから、男女分ける事で多少使い勝手が悪くなってしまうこともあります。

    • トイレを分ける
    • 男女別に更衣室を設置
    • 同じ部活でも男子と女子でグランドや体育館の割り当て

元々女子校だった学校を共学にした場合だと、窮屈に感じたりもしますね。女子用に作られた小さめの校舎に、男子が入るととたんに狭く感じるものです。

これが片方だけなら、窮屈な思いをせずにすんだりもします。

 

女子校は基本的にキレイです。そうでなきゃ、生徒が集まりませんからね。

女子校の方が、きれいな施設をふんだんに使えて、良さそうだと思います。

 

⑤女子向けの教育が受けられる

精神面の発達の違い、興味や考え方の違い、先生との関わり方など、男性と女性では傾向が違ってきます。なので、一緒の教室で学ぶよりは、女子だけで女子向けの教育が受けられて、学習効果を高めやすいというメリットがあります。

 

⑥恋愛は勉強の邪魔だと思う

中学受験を考えているのは子供の成長のため(主に学力面)ですが、仮に偏差値の高い学校に入れたとしても、恋愛沙汰にかまけてしまっては、勉強しなくなってしまうかもしれません。

実は同じクラスに好きな人がいて……とかだと、気になって勉強に支障をきたす可能性があります。

大事な成長期である中高で、頭の中お花畑にさせてしまう必要性はありません。中高で深海魚となり、どうにか合格できた大学が微妙では困ってしまいます。

あと、もし誰かと付き合う事になったら(顔面偏差値的に微妙ですが)、少し心配事も増えます。

これが息子だったら、あまり心配にならないと思いますし、逆に誇らしく思えたりしそうですが、娘だとやっぱりリスクを感じます。不思議なものですね。

お父さん達からしてみると、「男子生徒は寄るな、触るな、あっち行けー」って感じではないでしょうか。

⑦異性とのコミュニケーションは大人になってからでOK

共学じゃないと、異性とのコミュニケーションがうまくできなくなりそう、結婚できないんじゃないか、とか考えて共学に行かせたい親御さんも多いと思います。

異性がいる場合のコミュニケーションを考えると、確かに共学校の方が…って思わなくもないです。異性に対する偏見すら持ってしまうかもしれません。

確かに、共学で多様な考え方や価値観などに触れた方がいいというのは一理あると思います。

ですが、それは大学入って大人になってからでも学べるので、全然いいと思っています。問題が発生しそうな難しい思春期において、共学にこだわる必要もないでしょう。

うちの娘の場合、共学に行ったとしても、どうせ結婚する相手(できないかもですが)は、大学以降で知り合う人でしょうし、たぶんアラサー前後になって死に物狂いで婚活する事になるんじゃないかと予想しています。

 

最後に

という事で私は、思春期の間、女子だけで保護的な教育をする事に賛成派です。ここまで書いてきたように考えて、個人的には女子校に行ってほしいなと思うようになりました。

ですが、娘次第ですね。どこを志望するのか、まだ分かりませんが、行きたいところに行けるように支援したいと思っています。

でも、逆に娘ではなく、息子だったら共学に行かせたいと思ってたかもしれませんね。