東京では駅や道路などで人とぶつかる事がよくあります。ぶつかると、イラッとしたりモヤッとしてストレスを感じることもしばしばです。時々、わざとぶつかってくる人もいます。結構痛かったりもします。
ぶつからないで、平和で安全安心に低ストレスな生活したいですよね。
女性は避けないとか男性がぶつかってくるとか、よく言われていますが、その心理や理由、ぶつかるのを回避する方法について書いてみました。
男にぶつかられた私の経験
あれは、社会人2年目の若かりし頃。
朝の通勤電車に乗るために、とある駅の中を歩いていたら、前から体の大きい男性が歩いてきました。
こちらに向かってきそうだったので、私は壁際に寄って避けようとしました。ところが、その男はどんどん私に向かってきて、思いっきり私に体当たり。その時、みぞおちの辺りにも、拳だか肘が一撃入りました。
ぶつかる瞬間、憎悪や恨みように私を睨んだ両眼がトラウマ。もちろん全く知らない人。
ものすごい衝撃で、呼吸が一瞬止まり、時間も止まったような感覚。その場でうずくまるも、そこは通勤ラッシュの駅構内。
次から次へと人がきて、蹴られたり、カバンのようなモノが頭にぶつかったりして、更に追い打ちをかけられました。
あまりの痛さと悔しさと恐怖で、泣いて震えて動けない私を、「大丈夫ですか?」と柱の方へ移動させてくれた優しい男性には感謝です。でも、助けてもらったのに御礼もできず仕舞いでした。
前の月の給料で買ったほぼ新品のメガネも吹っ飛んで、レンズが割られてしまっていました。
その日は、とても仕事できる状態じゃなくなったので、会社を休み1日ベッドに横たわりましたが、自分の弱さを痛感し、惨めな気持ちになりました。
人生経験も浅く、精神的にもまだまだ未熟だった私は、文字通り泣き寝入りしたのでした。
そして、いろいろ考えました。
なぜ、よけたのに、ぶつかってきたの?
あの男は、女に何か恨みでもあったの?
ストレスを吐き出したかったの?
タックルして何も感じないの?
どうして私なの?
私が忘れているだけで、実は知り合い?
でも、男性から恨まれるような事をした覚えはありませんし、そもそも男性の知り合いも当時は少なかったのですから、知らない人のはずです。
これって、通り魔?
警察とか駅員さんに言えばよかったんですが、あまりに心身のダメージが大きすぎて、一刻も早く家に帰ることにしました。
魂は生きてたけど、重症だったかもしれません。
体はすぐ回復したけど、心の方は立ち直るまで少し時間かかりました。
思い出したくない過去の1つです。
よけない女性だと思われている
私も男性に思いきり体当たりされたり、今も時々ぶつけられちゃうわけですが、男性からすると、
女ってなんで避けないの?
って思っているらしいです。
多くの女性はぶつかる気はないし、ちゃんと避けているつもりでしょう。私もそうです。
でも、なぜ女性は避けないと思われてしまうのか、以下のことが原因かもしれません。
1.空間認識力が低いかも
これ私なんですが、空間認識力が人より低いのかもしれません。比較的男性の方が高いですね。
時間とともに、人がどう動いてくるのかの認識力が低く、人とぶつかりそうになって初めて気が付くこともしばしばです。
2.パーソナルスペースが狭い
女性は比較的パーソナルスペースが狭いと言われています。私もですね。人と接近しても、それほど不快に思わない傾向があります。ギリギリでもぶつからなければいいと考えがちです。
なので、割と近づいてから避けることが多く、場合によっては接触してしまうこともあるでしょう。
ついうっかり、男性のパーソナルスペースに入ってしまうと、パーソナルスペースが比較的広い男性側からしてみると、不快に思われるため、舌打ちされたり、何か暴言を吐かれることもたまーにありますね。
3.急に反応できない
パンプス履いてて、動きにくかったり、運動不足で足腰の筋肉が弱ってて、反応が鈍くなってると、反応できないことがあります。
男性の方が、身体能力が高く、歩く速度や反応が早いので、下手に動くと逆にぶつかる可能性もあるので、一瞬立ち止まったりします。
それで、ぶつかられちゃうこともありますね。
動いてもぶつかる、止まってもぶつかる、どうしたらいいの?って感じの時もあります。
4.男性が避けてくれる場合が多いから油断しちゃう
そもそも男性が、避けてくれるパターンが多く、自分が避けなくても、先に男性が進路変更してくれたり、体を斜めにして回避してくれることが多いです。
でも、その中でたまーに、猪突猛進の野郎が混じっていて、油断しているとタックルされてしまいます。
猪突猛進野郎の割合は、感覚的に新宿や池袋が多いかなーと思います。
5.集団だと女性は避けないかも
集団だと女性は避けないかもしれません。というのも、女性はその集団の中で、誰かが得したりすることを嫌うから。みんな平等なのがいいのです。
避けるということは、その人の序列が下がったり、損するということになります。なので、集団になると比較的避けない傾向ですね。
ぶつかってくる男性
一方、女性からすると、
男性がぶつかってくる
と感じます。
大半の男性は、紳士的に避けてくれるし、こちらが避けるそぶりを見せれば、避けてもらえるのですが、避けない男性もいます。
なぜ避けないのか、なぜわざとぶつかってくるのか、心理や理由を以下に書いてみます。
1.ストレス発散のため
自分より弱い女性に体当たりして、ストレス発散している輩がいます。
しかし、人をキズつけて、本当にスッキリするの?って感じですが、日頃から、出世欲や承認欲求を満たせないような、できない男や成功していない負け組の男ほど、こうなのかなーと思います。
ぶつかってくる男性って、デブだったり、顔があれだったり、服装がよれよれで、とても金持ちやイケメンだと思えないヤツが多いと感じますね。
2.敵対心むき出し?よけたら負けだと思っている
避けたら負けだと、絶対に避けないで真っすぐ歩こうとする男性もいるから気を付けないといけませんね。
なぜ、男性は”お前が避けろ”とばかりに偉そうにぶつかってくるのか…。
どうも男性は、反対方向からやってくる人に対して敵対心を持つらしいのです。
男性同士だと、多くの場合、まだ距離がある段階で、お互いに進路を変更して、直進してもぶつからないようにしています。
空間認識力が高く、割と早い段階で進路変更しているようです。
早めに避けると、”敵対の意思はない”、”敵じゃないよ”と示す効果もありますね。
それに対して、比較的近づいてから避ける傾向にある女性は、男性のパーソナルスペースに入ってしまい、敵と認識されてしまうことがあります。
そうなると、男が戦闘モードになり、”避けたら負け”と避けてくれなかったりします。”女のくせに闘いを挑むとは生意気だ”みたいにタックルされてしまうのです。
例えば、幅1mくらいの狭い道で、向こうから男性が来たけど、互いに半分ずつ避ければ通れると思って、進んで行くと男性は敵だと認識して避けてくれない率がそこそこあると感じます。
戦闘モードになる意味が分かりませんが、男性はそういうものらしいです。
3.自分が正しい・悪いのは相手だと思っている
”正義は我にあり”、”名誉のため”と避けない人もいます。
「歩行者は右側を歩くものだ」と譲らなかったり、自転車が来ても、「歩道は歩行者が歩くところで、自転車は車道を走らねばダメだ」と頑なに避けません。
確かに道路交通法に従えば、基本的にはそうなのだけど、道路の状況によっては必ずそうできるとは限りませんので、例外もあるし、必ずそうしなきゃダメなわけではありません。
それに、駅とか建物内では左側通行のルールになっている場所もありますし、人の流れもあるのですから、そこは臨機応変に譲り合うべきだと思いますが、頑固な人には通じませんね。
そもそも、相手を認識しているのに、避けないのは故意なんだから悪意となんら変わりないと思います。
4.おさわりしたいから
偶然を装い、おさわりされたこともあります。全く男というものは…チカンですよね。
わざとぶつかってくる輩の中には、胸のあたりめがけてぶつかってくる輩とか、横からお尻のあたりにぶつかる輩とかがいます。
1度だけ、ぶつかられながら、手でぎゅっとさわられたことがありました。あぁ~、気持ち悪い。
5.歩くのが遅くて邪魔だから
単純に邪魔だと思われてしまい、先に行かせろと人を押しのけてムリして通る自己中な人もいますね。皆に迷惑かけてるのを気づいていないんでしょうね。
6.避ける文化にない国の外国人だから
コロナになる前は、日本に来る外国人は結構いました。中国人や韓国人が多かったかなと思います。
それらの人達って、あまり避けてくれません。やたら大きな図体して思いっきりぶつかってきますよね。
おそらく避ける文化じゃないんだと思います。それとも、日本人に恨みでもあるのか、あるいは反日教育のせいかな…。
言葉も通じないから注意しても、理解してもらえないでしょうし、日本人の気持ちなんて分かってもらえないでしょうし、なるべく関わりたくありませんね。
欧米系の人は、かなりの確率で避けてくれるのに。
ぶつかってきた女
わざとぶつかってくるのは、男性ばかりではありません。女性にもいます。
例えば、こんな感じ。
-
- 妊娠している女性に嫉妬
- 自分より若い女、キレイでかわいい女が気に入らない
- アジア系の外国人女で避けることを知らない
- 八つ当たりやストレス発散
- 単に自己中
- 駅などで、いつもぶつかられるから戦闘モードになってしまった
私も妊娠中にぶつかられそうになって、恐怖だったから、マタニティーマークは外していました。
ぶつかりを回避する方法
ここまで書いてきたように、わざとぶつかってくるような人がいるわけですが、それを回避する方法について挙げてみます。絶対に回避できるわけじゃありませんが、回避率が上がるはずです。
1.髪の毛を染める(金髪が最強かも)
育休の時、髪を金髪にしたことがありました。そしたら、人が面白いように避けてくれました。金髪にすると、ヤンキーっぽく見えるためか、ちょっと変わった人に見えるのか、避けてくれますね。
因みに茶髪より金髪の方が効果ありました。黒髪ロングだと、狙われやすいです。
大人しそうだと思われると狙われやすいので、見た目を派手にしておくといいかもしれません。
2.黒いマスクをする
黒いマスクも効果があります。街で見かけると、なんとなくコワいですよね。そのため、これするだけでも、結構避けてくれます。
黒マスクしているのって、中国人や韓国人も多いし、日本人じゃないと思われているのかもしれません。「この人に関わらないようにしよう」ってのを感じます。
あと、人によっては、「風邪かもしれないから、近づかないでおこう」というのもあるのかもしれません。
3.先に行かせる
男性の前を通り過ぎる、男性と並んで平行して歩くと、基本的に男性の競争心や敵対心を煽るので、良くありません。
基本的に、先に行かせるようにするといいでしょう。
横とか斜めから来た男性に対しては、先に行かせて、男性のすぐ後ろを回り込んで通る感じだとスムーズです。
4.誰かを盾にして歩く
自分と同じ方向に歩く人を見つけたら、その人の後ろについて、盾になってもらうといいです。集団の後ろとか、アラサーで歩くの速い体格のいいサラリーマン(仕事できそうな感じの)だと、比較的後ろのスペースが広くとれるので快適です。
5.遠くに人が見えたら進路変更し、距離をとる
近くばかりじゃなく、時々遠くも見た方がいいです。遠くに人が見えたら、進路を変更し、すれ違うときに十分な距離を取れるようにすべきですね。
相手が男性の場合、ギリギリだと不快感を与えてしまったり、敵対心をもたせてしまうので、大きめに離れるといいかなと思います。
6.運動して足腰を鍛えておく
素早く動けるよう、足腰を鍛えておくのも効果的です。たまにはランニングしたり、ジムで足の筋トレすると、歩くのが楽になりますし、反応も早くなります。
反復横跳びしてみるといいかもしれません。
7.歩きやすい靴を履く
そもそも歩きにくくて、足が痛くなるパンプスとか履いているから、避けにくいのです。スニーカーで通勤すると、楽ちんです。
早く歩けて疲れにくいですし、避けやすいです。
8.通勤のピークを避ける
可能であれば、通勤のピークの時間帯を避けるといいかもしれません。混雑を避けて比較的すいてる時間に出勤すれば、あまりぶつかることもありません。
出勤が遅い時間になるほど、混雑してきます。
それに時間帯によって民度が違います。朝遅くなるにつれ電車に乗ってる人の民度は下がっていくと感じます。
朝早い時間の方がおススメです。大企業とかの良識あるようなサラリーマンとかOLは、比較的朝早いのです。そして、帰りも残業あるので定時で帰れなかったりします。
路線にもよるけど、朝早めの時間や夕方少し遅めの方が、電車内の民度が高いなーと感じます。
なので、私が独身だった頃は、早めに家出て会社の近くのカフェで朝ごはん食べてから出勤したりしていました。
9.ハイブランドのモノを身に付ける・紙袋を持つ
ブランドモノの威力も多少あると思います。ハイブランドのバッグを持ったり、洋服を着たりすると、「ははー、おみそれしましたー」と避けてくれたりします。
特に女性に効果ありです。
ブランドの紙袋に荷物入れて、歩くだけでも、結構違いますね。
自分より格上だと思ってもらえたら勝ちです。
まあ、中身は変わってないんですけどね。
最後に
人とぶつかってしまう、わざとぶつけられるのは、ストレスになります。
理想的なのは、ぶつからないようにお互いに譲り合って、お互いが避けて通ることだと思いますが、見ず知らずの相手に期待してもムダですから、自分が回避することを心掛けた方がいいでしょう。
負けないでぶつかっていくというのも、1つの手段ではありますが、女性だと当たり負けするでしょうし、もしかしたら相手にケガさせてしまう可能性もあります。
損してしまうので、避けた方が賢明ですよね。
人とぶつからなかった日は、気持ちよく過ごせると思います。この記事を参考にしていただき、私みたいにぶつかりによる被害を受ける人が減ってくれたら嬉しいです。