野球大好き!魅力的で面白いスポーツだけど悪いところは改革してほしい

私は女だけど野球が大好きです。野球は、日本でメジャーなスポーツの1つで、多くの人によく知られています。見ている人に様々な感動を与えてくれて、魅力的でとても面白いスポーツだと思います。

野球ファンの1人として、メリットとか好きなところはいろいろあるのですが、デメリットや嫌いな部分もあるので、今後いい方に変わっていって欲しいなと願っています。

私の勝手なイメージも含めて、いろいろ書いてみました。

 

野球のメリット・魅力・好きなところ

私に兄がいて、高校や大学で野球をやっていました。親や兄から野球の話を聞いたりしてきましたし、兄が野球をしている姿を見に行ったりしてきました。

今では野球ファンの1人。

野球を見たり聞いたりした中で、こんなところは、魅力的だなーとか、メリットだなーとか思うところについて挙げてみました。

 

1.感動を与えてくれる

スポーツ全般に言えることかもしれませんが、見ている人に感動を与えてくれるところが一番好きですし、魅力を感じるところです。

    • 屈強な男達が真剣に勝負する姿
    • 最後まで諦めずに一生懸命にプレイする選手達
    • 難しい打球を処理してアウトにする高い技術力
    • 三振を奪う剛速球や鋭い変化球
    • キレイな放物線を描いてスタンドに入るホームラン
    • 打球をヒットゾーンに運ぶ柔らかくて美しい打撃
    • 隙のない走塁で次の累を落とす強靭な脚力
    • レーザービームのような送球でランナーをアウトにする強肩
    • ピンチの時に励まし合ったり、指示を確認し合っているであろう選手達
    • 負けて悔しがる選手達に感情移入

プロ野球もメジャーリーグも高校野球も、白球に魂をぶつける全力プレイは魅力的だし、見ていて楽しいです。

投げるボールもスイングもとても速く、遠くにボールが飛んでいく。

トレーニングしたり練習することで、人間があんなにパワフルになれるんだからすごいです。

野球というスポーツは時間制限がなく最後まで分かりません。逆転可能なので、どれだけ点差が離れていても、諦めずにプレイすることができます。だから、すごく感動する要素があるんだと思います。

とりわけ、負けたら終わりの高校野球の一生懸命さには、とても感動しますね。

 

2.考える要素が多く頭を使う

野球って比較的考える要素が多いため、非常に面白いと思います。

一瞬の判断をしなきゃいけない場面もありますが、ピッチャーが投げるまでの間、プレイヤーや監督、見ている人達は様々な事を考えます。

    • どう配球して打者を打ち取るか、常に考えてリードするキャッチャー
    • 自分が投げたいボール、打ち取れそうなボールをサインで送るピッチャー
    • 1球1球ポジショニングを考えて打球に対応しようとする野手達
    • どのボールを狙うか、次にどんなボールが来るか考えながら打席に立つバッター
    • 次の塁やその先の塁に最短で到達するために、ギリギリまで離塁し、スタートのタイミングをはかるランナー
    • 気づいた事があれば声をかけて伝えるランナーコーチやベンチにいる選手達
    • 1球1球サインを送る監督
    • 観客達も、ここはあーすべきだ、こーした方がいいとか、色々考える

このように、それぞれに考える事はたくさんあります。特にキャッチャーは相手打者を分析し、1球1球配球を考えるので、頭脳労働ですね。

リスク(点を取られる)とリターン(アウトにする)を考えながら、失点を最小にすべく手段を選択していくわけです。

なんかトレーダーみたいですね。

見ている方も、ここは外側にストレートを投げるべきだとか、変化球にすべきだとか、配球を予想してみたり、打者は何を待っているかとか、いろいろ考えさせられるので楽しいです。

 

3.心身を鍛えられる

プレイヤーからしてみると、心身共に鍛えられるのは、良い事だと思います。トレーニングをして体は鍛えられますし、目標に向かって、厳しい練習を重ねていく事によって精神的にも強くなります。

試合の中も、たくさんのプレッシャーがあり、それに立ち向かっていくことで、精神的に成長していくことが可能です。

 

4.かっこいい

現役の選手達はかっこいいです。トレーニングして体形とかがかっこいいと思います。

目標に向かって努力していますし、勝負事に身を投じているためか、顔つきも違うような気がしますね。

 

5.夢がある

野球って夢があると思います。

プロになりたいと、夢のために真剣に努力している少年達も多いです。

メジャーリーガーとかプロ野球選手になれば、年棒1億円とか、もっともらえたりします。有名人になれますし、活躍したら憧れの選手、ヒーローになれたりします。

あと、高校野球で自分の学校の応援に行った時に、自分のクラスの男子に野球部がいて活躍すると嬉しいものです。

みんなで応援するから一体感も出るし、野球部以外の生徒達にも、夢や希望を与えてくれたり、元気づけられます。

 

6.ビジネスになる

野球人口が減ったり、見る人が少なくなったとは言え、まだまだ野球には人が集まるので、そこで様々なビジネスの種が転がっています。

それで儲かっている人達がいるのも事実ですね。損している人達もいるでしょうけど。

チケット販売、球団グッズの物品販売、スポンサーからの広告収入、放送権利収入など、直接球団の収入などが入ってビジネスになるのは、もちろんのこと、宿泊、観光、教育、新聞・雑誌、通信、小売、運輸、スポーツ用品の製造販売などの幅広い分野に波及します。

野球場建設すれば、建設会社も売上が上がりますし、設備をメンテナンスする業者も潤いますね。

優勝セールすれば、売上増加も期待できるし、甲子園大会のおかげで春と夏に特需がある宿舎やホテルもあるでしょう。

ビジネスのすそ野が広いスポーツだと思います。

 

7.チームワークの大切さを学べる

チームスポーツなので、チームワークの大切さを学ぶことができますし、協調性も身に付くと思います。

社会に出てからもチームワークって大切だから、野球してきた事っていい経験になりますよね。

仕事に通じるものがあることがあって、日本人うけしてるから、今も人気なんじゃないかなーと思います。

チームスポーツなので1人では勝てません。

各ポジションで役割があって、バントシフト、ゲッツー等、いろいろと連動して動く守備の連係プレイがありますし、ヒットエンドラン、スクイズなど打者とランナーの連携もあります。

それぞれの役割をきちんと果たす事が求められますし、誰かがミスをしたら、カバーし合うことは大事です。

みんなで力を合わせて真剣になって勝利をつかみとりに行くことって、社会人になっても大事ですね。

 

8.やんちゃな学生の悪さ対策になっている

中学生や高校生の中には、やんちゃのあまり社会に迷惑をかけてしまう子達もある程度の割合で存在すると思います。

部活を通じて、そういう生徒達をきちんと指導し、部活にパワーをぶつけてもらうことで、救われた子達も多いはずです。

サッカーも部員が多いけど、野球もスタメンが9人なので、大所帯だったりします。

先生達としても、目の届く範囲にいるため、管理しやすいです。心配事が減るというメリットもあるようですね。

といった感じのことを、教員している友達が言ってました。これって意外と社会的意義が大きそうです。先生達は大変でしょうけどね。

 

9.大人になってからも楽しめる

大人になってからも、草野球チームなどで楽しむことが可能。やったことない人がいきなり野球をやるのは、ちょっとハードルが高いですが、経験者なら入っていきやすいです。

草野球チームに入って、そこで友達の輪を広げることが可能ですし、いい運動にもなりますね。

会社のチームに入ってたりすれば、お付き合い上のメリットもあると思います。

 

10.ダイエットになるかも

ダイエットにもなると思います。内野手は中腰で、深くしゃがんでボールを処理するわけですが、足を小刻みに動かすし、太ももなど腰回りの筋肉をよく使います。

人間の体の中で大きな筋肉をよく使うので、やってみると結構カロリー消費する感じがします。

ダイエットになると言われ、兄から教えてもらいつつ、少しノックを受けたのですが、息は上がるし、太ももパンパンになりました。

それに投げる時、回転運動するからお腹の肉もねじられます。

確かに減量できるかもしれません。でも、筋肉がついて太ももが太くなるのは、かんべんですね。

 

11.男性からモテる・会話のネタになる

男性と野球の話ができると、結構いいかもしれません。サッカー好きすぎて野球嫌いな人だと効果なし(逆効果かも)かもしれませんが、野球の話を女性としたい男性はそれなりにいます。

へぇ~、話せるじゃねーかと社内の男性陣とのコミュニケーションもスムーズにいったりします。

野球好きの彼女が欲しいとか思っている男性もそこそこいるので、モテたりします。婚活とかでもそうですね。

でも、若い男性より年配の男性の方が野球の話は通じるかなと思います。

 

 

野球のデメリット・嫌いなところ

魅力がたくさんある野球ですが、嫌いな部分やデメリットだと思う部分もいろいろあります。

 

1.ダメ出しや怒ってばかりで褒めない文化

学生野球の練習見たり、応援に行った時に時々感じたのが、これです。

野球部って常に疲れているし、授業中やる気なさそうにしていたりします。ある男子からイヤイヤだけど惰性で野球やってるみたいな事もよく聞いていました。

今思えば、その理由はダメ出しとか怒ってばかりで褒められる事が圧倒的に少ないからだと思います。特に高校野球ってブラック部活なチームも多いですよね。

教員でもある監督が、プレイヤーである生徒達に対して、怒鳴ったり暴言を吐いていたりします。見ている観客の中にも、汚いヤジを飛ばす大人達もいますし、選手達もミスした選手を責めるような発言をしたり、怒鳴ったりしています。

でも、褒めたり励ますような言葉は少なすぎるように思います。他の部活でも、このような事はありますが、大抵はそこまで酷くありません。野球って独特の世界だなーと思いました。

勝つのは大事だけど、勝利至上主義すぎるのも、問題だと思います。

 

とても印象に残っている事があります。兄が高校の時の練習試合、1死1、2塁の同点のチャンスの場面で、私の兄が2塁ランナーでした。そこで、バッターが左中間にツーベース打って、ランナーは2人生還しました。

ここ、普通はチームみんなで喜ぶところだと思います。2点勝ち越して、さらに1死2塁になって突き放すチャンスなのですから。

でも、なんか雰囲気が違いました。

打った人に「何やってんだ!足遅いんだよ。普通3塁行けるだろ?」みたいに言ってる声ばかりが聞こえたのです。罵声ばかりで、おそらく監督も選手達も、打った人を誰も褒めてなかったと思います。

そして、試合後、そのバッターは監督から、活躍できなかったもう1人の選手と一緒に、走り込みを命じられたそうで、グランドを何周も走っていました。その試合のヒーローだったはずなのに…まるでイジメられているかのようでした。

これじゃやる気なんて出ないし、モチベーションも下がってしまいます。

というか、走り込みって持久力は付くけど、短距離に必要な筋肉はあまり強化されなさそうなのに、ムダじゃないのかな?

瞬間的なパワーや瞬発力がモノを言う野球に走り込みって必要なの?

って思ったりしますが、どうなんでしょうね…。

 

多分、多くのチームは点が入ったら盛り上がり、打った人を褒め称えると信じています。

しかし、このようなチームに兄が所属していたのは非常に残念だし、教育の一環であるはずの部活なのに、これはおかしいと感じました。

兄は「野球の世界は厳しいんだ!」とか言ってましたが、やっぱり変です。

しかも、2塁ランナーだった兄は、家に帰ってから「オレがあいつに球種とコースをサインで教えてやったから打てたんだ。分かってれば普通打てるだろ。教えなかったら、あいつは打てない。」みたいな事を言ってました。

「やっぱり、変だよ。打った人を褒めるべきだよ。」ってすごい違和感がありました。

 

私がそのバッターだったら、言われた瞬間、タイムとってそのまま帰るでしょう。そして、もう二度と野球なんてやりません。

 

しかも、その時の監督が社会の教員だと言うのだから、もっと驚きました。

社会の先生なら、パワハラ(アカハラ?)しちゃダメだ、とか思わなかったのでしょうか?

社会の事を考え、社会にとってプラスになる人材を育てたい、とか考えなかったのでしょうか?

生徒の自己肯定感を損なうし、選手達の成長を考えてないのかなと不思議。怒鳴ってばかりで、生徒達を潰す気かと思いましたし、指導力そのものがないんじゃないかと思いました。

もしかしたら、日頃の鬱憤を生徒達にぶつけているのかもしれませんね。

だからかもしれません。

会社の同僚とか先輩で元野球部だった人って、パワハラ野郎が多いと思います。例えば、下の過去記事の中のハラスメントやマウンティング的な言葉を言ってきた人の中に元野球野郎がいました。

誰かが言ってた元野球部って十中八九〇〇野郎ってのも、あながち間違いじゃなさそうです。

人材の質を考えたときに、元野球部って聞くとう~んって感じがします。

    • 自己肯定感が低い
    • ディスったり、マウンティングする
    • 他人の足を引っ張ろうとする
    • 仕事できないのにプライドだけは高い
    • 過去の栄光にしがみつく

みたいな人材が出来やすいのかなと思います。うちの兄もこんなんですよ。

 

2.受け身の人が多いかも

どうも社内の野球部出身者を見ていると受け身の人や指示待ちの人が多い印象があります。管理職手前で失速する人材が目立ちます。

競技人口が多いので、すごい人もいればダメな人もいますが、それにしても多いと思います。

こうなってしまうのは、野球って受け身の要素が多いからなのかもしれません。

    • 監督からのサインを1球ずつ見て、それを実行する
    • キャッチャーが出したサインどおりに投手が投げる
    • 投手がボールに対応して打つ
    • 飛んできたボールを処理する
    • 課せられた全体の練習メニューをやる
    • 審判は神様だ、逆らっちゃいけないみたいな精神

とかのせいでしょうか。

野球は考える要素も多いのですが、なんとなく能動的じゃないような印象です。

社内を見渡すと、元野球部って体力もあって作業量は多くこなせるし、誰でもできるような仕事には素早く対応できる人が多いのですが、マネジメントや仕組みを考えなきゃいけない管理職の仕事には、弱い人が多いかもしれません。

 

3.練習時間が長くなりがち

練習時間が長すぎると思います。

ブラック化しているチームもありますが、そもそも野球って、攻撃と守りで使う道具が変わります。守備ではグローブ、打撃ではバットを使うので、それぞれ練習しなきゃいけません。

守備、打撃、走塁のそれぞれの動きも多様なので、練習すべき事がたくさんあって、時間がかかります。

他のメジャースポーツで、例えば、テニスなら攻めも守りも手に持っている道具はラケットですし、サッカーはキーパー以外は足でボールを操りますし(スローイン除く)、バスケは手でボールを操ります。

なので、大抵は練習時間もそこまで増えません。でも、野球はそうはいなかないんだと思います。

長時間になって、生徒も先生も負担が大きくなってしまうのは問題ですね。

練習時間が長すぎたこともあって、兄は勉強できず成績がどんどん落ちていき、学年でも下の方の成績で卒業。

受験でも偏差値の低い大学にしか合格できませんでした。同じ両親から生まれた私ら姉妹と高校の偏差値が20以上も違うのです。あ、もっとかも・・・。

結果、兄はワープア状態からなかなか抜け出せずに、もがく日々を過ごしています。

 

4.利き腕ばかり使ってバランスが悪い

運動に偏りがあって、バランスが悪いと思います。

回転する方向が、同じ方向ばかりで偏ってしまいますし、ボールを持つ腕の方ばかり多く動かしますし、それに軸足の方ばかりに体重が乗ってしまいます。

なので、バランスが悪いように感じます。

利き腕じゃない腕も全く使わないわけじゃないですし、右投左打とかなら、左右両方の回転運動もしますが、多くのプレイヤーは偏りがちだと思います。

 

5.野球部って偉そう&特別扱いされている感じがイヤ

野球部って、偉そうな人が多くて、他の部活や帰宅部で塾通いの人を、バカにしていました。

先生達も「野球部はすごい」みたいに特別扱いしている感じがイヤでした。野球部が勝ち進むと応援に駆り出されてしまいますし、地方大会なのにTV中継されたりしますし、新聞とかにも大きく載ります。

特別扱いするから余計に鼻にかける感じになってるように思いました。

 

6.お金がかかる

買わなきゃいけない道具などが多いですし、試合の遠征費もかさみます。強豪チームになるほど、遠征が多くなったりして、出費が多くなり得ます。

家計には結構な打撃になると思います。

 

7.ケガ、故障、事故のリスクがある

練習もハードですし、練習試合もたくさん組まれていますし、投手も連投です。

そのため、ケガや故障も結構あるし、ブラックな環境によりメンタル不調で離脱する選手も出てきます。

中には、ボールが頭に当たった等の事故でお亡くなりになった選手もいるのだから恐いですね。あんな石のように固いボールを使うのですから、気をつけなきゃいけないスポーツだと思います。

 

8.親の当番や洗濯が大変

親の負担も結構あります。兄が野球やっていた頃は、うちの母親も大変そうでした。

私も両親が当番や応援で忙しくて、相手してもらえず、寂しかった時もあったものでした。

特に母親達が手厚いサポートをしてましたが、今考えると、かなりの負担だったのではないかと思います。

ユニフォームの洗濯を毎日やって、たまに当番も行かなきゃいけません。少年野球の頃は、親達が分担して車で送迎してました。

あと、男尊女卑みたいな文化も多少あるかなと感じていました。母親達にやってもらって当たり前みたいな…。

もし、私に息子がいたとしたら、野球はやらせたくないですね。共働きが主流の時代で、当番とかはきついですし、こういう文化がある中でやらせたくありません。

 

9.プロでも一握りの選手以外はそんなに稼げない

プロ野球選手とか社会人野球の選手になって、選手としてお金を稼げる人って一握りしかいません。そして、何億円も稼いで、長年活躍して40歳くらいまでプレイできる選手も、プロの中の一握りしかいません。

かなり希少な存在。

その希少性ゆえに、一部の選手は高額な年棒を受け取れるのだと思います。

 

でも、プロ野球選手になっても、芽が出ないと、数年でクビになってしまい、第二の人生を歩まざるをえなくなります。

2軍だとサラリーマン程度にしか稼げませんから、格差がすごいですよね。もう少し格差を是正してもいいんじゃないかと思います。

故障をきっかけに、引退になっちゃうかもしれませんし、リスクがかなり高い職業だと思います。

何億も稼いでいた選手でも、引退後に自己破産してしまう人も割といるのは、お金の使い方が荒くなったり、いろいろな誘惑に負けてしまうからかもしれませんね。

野球で稼ぐよりも、同じ時間勉強したら、多分、相当高学歴になれるから、それで普通に正社員になった方が低リスクかなーと思います。

 

10.女子同士のトークには不向き

野球好きの女子が多ければいいのですが、少数派です。むしろ野球嫌いな女子の方が多いです。

野球やソフトボールをやる女子は少ないし、そもそも、ルールが少し複雑なので、野球が全く分からない人にルールを説明するのも割と時間かかります。

少なくともルールが分かれば、面白さや魅力も分かってもらえるはずなんですが、そこに至るまでの壁が分厚くて難しいですね。

 

 

野球がもっと価値あるスポーツになってほしい

野球が社会にとって、絶対に必要なモノかというと、多分違います。無くても人は生きられます。少子化で野球の人口が減っていますし、他に選択肢が多くある世の中、どんどん野球をやる人、見る人が少なくなっていると思います。

このまま先細っていくのは、野球ファンとしてはイヤですので、野球を取り巻く環境を変えて、もっと価値あるスポーツにしていく必要があるんじゃないのかな?と思っています。

以下、私の考え(妄想)を述べてみました。

 

もっと教育にいいモノにしてほしい

私には娘しかいませんが、もし、私に息子がいたとしたら、正直言って野球だけはやらせたくありません。それは現状の野球を取り巻く環境上、あまり教育にいいモノではないと感じるからです。

子供に同じリソース(費用、時間、労力)をかけて勉強させた方が、はるかに低リスクでハイリターンだと思います。

練習時間が長く、ダメ出しや怒ってばかりだと、ブラック部活のような環境になりがちです。軍隊みたいなのは良くありません。むしろ、子供の成長に害になってしまうでしょう。

このような環境では、生徒達にとって、教育にいいとはとても言えません。

野球がガラパゴス化して、今に至っているような気がしますし、野球経験者をたくさん世に排出してきたので、野球の悪い部分が、社会に与えてきた影響もそれなりにあると思っています。

生徒達が、自己肯定感、承認欲求を満たせるようなものに、文化、慣例などを刷新していくべきでしょう。そして、練習時間を短くし、他の事にも時間を避けるようにならないとダメだと思います。

そのためには、部活の練習時間に制限を設けたり、指導者、敵味方関わらず、暴言や罵声などは一切禁止とかした方がいいのかもしれませんね。

褒め合ったり励まし合ったりする文化の醸成が必要だと思います。

紳士のスポーツとして生まれ変わるべきだと感じます。

試合でペナルティとかあってもいいでしょう。まあプロ野球で退場とかありますが、違反したら相手に点が入るとか、守備の時に野手を減らすとか…。

 

ハイレベルな高校生用のクラブチームを作るといいかも

なぜ、ブラック部活化してしまうかというと、選手を集めまくる強豪校に勝とうと頑張るからだと思います。普通の生徒がそれに巻き込まれてしまっているのだと感じます。

夏の甲子園へのイスは、各都道府県で基本1つ。2つのとこもあるけど、負けたら甲子園へは行けません。

しかし、日本各地からいい選手を集めまくったり、勝手にいい選手が集まってくる甲子園常連校と、ほとんど地元の選手達だけで構成される学校とでは、大きな格差があります。常連校の中には、少年野球の日本代表クラスの選手達が何人もそろっているチームもありますよね。

どんなに戦力差があっても、諦めずに甲子園を目指す、つまり1位を目指すことが教育上大事なので、強豪校になんとかして勝つ方法はないものかと、生徒達も先生達も頑張り過ぎて、必要以上に変に厳しくなったり、長時間の練習になってしまうんだと思います。

もし、練習時間を制限されたら、「僕はプロ目指しているから、もっとやりたいんだ」という人もいるでしょう。確かにプロ目指すような人は、野球に打ち込める環境がないと困ります。

そもそも甲子園常連校のメンバー見ると、中学時代にリトルシニア、ボーイズ、ヤング等の名門チームで硬式野球をやってきた人が大多数を占めます。そういう超ハイレベルなプレイヤーは、プロを目指している人も多いです。

もはや、そういう生徒達のための環境と、そこまで求めてない普通の生徒達とでプレイする場を分けた方がいいと思います。

実力が違いすぎて、同じ土俵での試合は危険もありますし、同じ高校生とは言え、あまりに一方的すぎて試合になってない場合もあります。

なので、リトルシニア、ボーイズ、ヤングの高校生バージョンを作ってもいいと思いますし、プロ野球チーム傘下のクラブチームがあってもいいと思います。

そういったクラブチームのリーグに入りたい学校は、そこに加盟可能にするとか。そうすれば、私立校も経営上困らないかもしれません。

勝利至上主義ばかりではなく、野球を楽しんでやれる部活があった方がいいと思います。

 

高校野球はイニング減らしてもいいのでは?

高校野球の投手の負担が大きすぎて、選手を潰しかねないと思います。最近は投手を継投したり、連投を避けるチームもありますが、夏の甲子園大会なんて炎天下の中(真夏にやるのも問題だと思うけど)、1人のエースに頼って連戦連投だったりします。

継投を義務化したり、球数制限、連投を禁止すれば、現状では選手が集まる強豪校ばかりが有利になってしまうでしょう。

それに、朝8時とかから始まって、夕方6時とか7時にやっと4試合が終わるのは、ちょっと長すぎます。まだ高校生の選手達の負担、それを支援する大会関係者、学校関係者、保護者達の負担は大きいと思います。

将来的には、少子化によって部員が減っていくことが想定されますので、2番手以降の投手力がガクッと落ちて、特に地方大会では試合にならない可能性も出てきます。

なので、せめて

イニング数減らしてもいいんじゃない?

と感じます。

6回とか7回まででいいと思います。9回裏で逆転っていうパターンもありますし、それが魅力だったりするのですが、6回とか7回までで概ね勝負はついていますし、仮に先発投手が1人で投げぬいても100球くらいの球数で済むはずです。

もし、延長になったらサドンデスで、無死満塁or無死1、2塁からとか、9回まで延長しても勝負が決まらなかったら再試合とか…。

 

特大ホームランで2点とか作ってほしい

常々思っているのですが、超特大ホームランで2点入るルール作ってもいいんじゃないでしょうか?

東京ドームの看板まで飛ばそうが、メジャーで場外の海に入れようが、フェンスギリギリであろうが、ランナーいなければ同じ1点です。

ホームランの質が違うのに…と思います。

サッカーもですよね。PKでもミドルシュートでもロングでも、ゴール決めたら同じ1点。

バスケの3ポイントみたいな感じで、ここより飛んだホームランは2点とかにルール変更した方が面白くなると思います。

 

世界への普及活動をしていくべき

野球をやっているのは、環太平洋の国々が主。それ以外の国々には、あまり普及していません。もっと野球を発展させていくためには、やる国を増やしていく必要があると思いっます。

お金がない国しかできないとか言う人もいますが、似たようなスポーツのクリケットは普及していて、世界で3位のスポーツ人口を誇ります。

サッカー、テニス、クリケットなど、世界のメジャースポーツになっています。これは、昔イギリスが植民地へ普及させていった事が大きいのかもしれません。

クリケットがメジャーになっている国だと、野球を教えても、クリケットがあるからいいよね?ってなって結局やらないんじゃないかと思います。

野球は普及活動がまだまだ足りないと思いますが、自国優先のアメリカが率先して普及活動ってしなさそうですから、世界に普及させたいなら、日本がもっと頑張った方がいいかもしれませんね。

 

 

最後に

野球について、私が思うメリットやデメリット、好きなところや嫌いなところを挙げてみました。

このままでは野球が先細ってしまいます。でも、オワコン化していくのは避けてほしいです。

そういえば、戦力外通告受けて、トライアウト受けてダメで引退になってしまう選手も多いですが、身体能力が高い人達なので、個人的には警察官や自衛隊ですごく活躍できそうな気がするのですが、どうなんでしょう?

元プロスポーツ選手の採用枠(年齢制限高めで)が多くあれば、引退後も活躍の場がありそうな気がします。せっかくの強靭な肉体なんだから、それを活かせる職場があるといいなーと思っています。

でも、その前に、より価値あるスポーツにしていくためにも、まずは教育的な部分でもっと生徒達のためになるものになってほしいなーと、1人の親としても、野球ファンとしても、願っています。